社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2022年06月26日

本社屋をこんな想いで進めています

休みごとに、これから建てる本社屋を考えています。

 
3階建てで進めていましたが、2階建てに変更しました。やっぱり2階がいいやとなった。

 
理由はコストはもちろんありますが、自分の中にある、現在の考え方が大きいと思います。

 
量より質、スリム、強い、精鋭、それらを含めたコンパクトというものです。

 
コロナ騒動の前までは、拡大とか、大きくとか、量を求めていた自分がいましたが、あの「まさか」という出来事のおかげで考え方が変わったのです。

 
いや、今考えたら少しずつそういう方向に変化していたのかもしれませんが、コロナのおかげで10年間分くらい一気に飛べたのかなと感謝もしています。

 
10年経っていたら年齢が55歳になっていたところ、その分短縮できたのだから、また将来の展開や選択肢が広がったと思います。

 
 
そんなわけで本社屋を考えています。

 
これからは自社の店内にキッチンやシステムバスを展示するなんてナンセンスです。

 
そんなものはメーカーのショールームで最新のものをご覧いただけばいい。

 
そのうち近い将来、メーカーでも実際のデモは減らし、メタバースを採用するでしょう。

 
資本力のない我々のような会社は、住宅設備機器を展示しないという選択が正しいのです。

 
5年くらい前まで展示していて分かったことですが、展示するスペースから生まれたお金は、その平米数からの売上として全然割に合わないし、展示後、展示品として販売したとき、会計上大きな損失として計上されます。

 
一台あたり数十万円の純損失は、いったいいくらの売上を飛ばしたことになりましょう。今思えば本当にバカバカしいことでした。

 
 
イベントも同じです。コロナ騒動で分かったことは、リフォームのイベントは意味がないということです。

 
開催しようが開催しまいが売上は変わらないということが分かったのです。

 
お金をかけ、たくさんの人を出勤させ、朝からイベント会場を作り、待ちの営業をする。これは無意味でした。

コロナが終わり、イベントができるなぁと言っているリフォーム会社があるとするなら、それはアホでしょう。

 
それくらい、価値がなかったことに気づいたのです。

 
イベントをするなら、これからは売上に直結しなくてもいい、お客様が来てよかったと楽しんでくれるイベントが価値を持つと思いますし、していきたいと思います。

 
リフォーム相談会というものを、消費者は望んでいなかった。これを知れたのも教訓です。

 
 
そんなこんなを考えながら、自分の建てたい建物は、今の時代にマッチした本社屋はどんなのかと考えています。

 
建てる前からおかしいですが、そんな現在の考えも、この先10年、20年経ったら変化しているでしょう。

 
その時はまた新たなものを創造したらいい。とにかく今に対応した建物を、というのが想いでやっています。

 
 
えらく頭が回転する、私は休みの日曜日の朝です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 08:11

2022年06月25日

マスクその通りだと思います!

日経新聞の意見広告です。全くその通りだと思います。

 
日経新聞

 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 12:10

2022年06月24日

腕の良い職人の定義を教えます

リフォーム屋の社長として、腕の良い職人の定義を教えます。

 
まず絶対に言えることが、口が上手くない。

 
多少しゃべれるや、人並みくらいはありますが、「この人、しゃべりが上手いなぁ」とか「上手いこと言うなぁ」という職人は腕が悪いです。

 
いろいろ付き合いましたが、上手を言って寄ってくる職人は技術はありません。口でカバーしていますし、そういう人は腕が悪い。仕上がりがよくありませんし、適当。

何より約束を守らない人が多い。

 
 
腕の良い職人は朝一、キレイな髪型、服装をしています。

 
髭もピシッと剃っていますし、揃えています。

無精髭はダメ。マスクをするからと、ヒゲも剃らない職人は、見えないところはテキトウで良いという価値観を持っているということ。

リフォームは見えないところをいかにきちんとするかが大切なのです。

 
 
塗装の職人は塗料が付いたシャツやズボンを履いているのは当たり前です。それが洗濯されたものであることが大事なのです。

 
塗料が付いていないのは塗装屋としておかしい。でも洗濯してもそれは落ちません。それはしょうがないこと。しっかり洗濯されているかが大切です。

 
どうせ汚れるから元々汚れていてもよいという価値観を持っていることは間違い。

清潔な服装、見た目をしている人が腕が良い。

汚れるのだけれど、清潔な格好で挑むのです。

 
人は見た目で判断できないというのは間違いで、やはり、人は見た目で判断できるのです。

 
 
気難しいくらいの人が腕が良い。世の中で成功するかはわからないが、変こなくらいが腕が良い。

 
職人というものは、多少はコミュニケーション能力が劣っている方が良い。

 
職人は最初から言うことを聞かないくらいが正しい。

良い馬は乗り手を選ぶのです。

最初から誰に対しても返事が良い人、笑顔な人は腕が良いはずがない。

 
乗り手が悪いと名馬は振り落とすものです。

 
 
腕の良い職人は心が優しい。気持ちがある。ただ、それを表現するのは苦手だし、照れて強がったりするのだが、心では分かっている。

 
他にもいっぱいある。

 
俯瞰できるとか、敷物をきちんと敷いて物を置くとか、車がキレイとか、人のためにお金を使えるとか、いっぱいある。

 
 
8畳の畳の部屋をフローリングにする工事。

 
腕の良い職人は16時で終わることもある。

 
腕の悪い職人は6畳分しか終わらないことがある。

 
腕の良い職人は巾木はいらないし、腕が悪いとコーキングしまくるし、貼ったばかりのフローリングにボンドが付いている。

 
 
早く工事が終わると、日当が高いと値切ってくるお客様がたまにいるが、腕が良いから早く終わることを忘れてはいけない。

片付けながら施工しているから伸びる(工程が進む)ということも、多分にあることは事実だ。

 
 
リフォームを成功させるにはいろんな要素がある。

 
職人の腕もその一つ。

 
工事をする機会があれば、そんな目線で職人を見てみても面白いですよ。

 
個性がみんなあって興味深い。

 
 
昔はそんな職人の皆さんと付き合いのに悩んだし、苦労した。今は何も思わない。いや、楽しい。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 21:01
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