寒い。大寒波だ。昼にいっとき雪が舞った。
まわりでは「冬が寒くなった」との声がする。
夏は夏で「昔と違ってエアコンなしでは危険だ」と耳に入る。
冬はいっそう寒くなり、夏はより暑くなっていると言われている。
本当だろうか。
このテーマに私は疑問を持っている。
たかだか40数年の人生での体験ではあるが、今日、90数年のベテラン経験者の祖父にその質問をしたら「そうかな」とあっさりと言ったのでより確信を強めた。
小学校への登校時、水たまりは凍っていたことがあったよな。凍った池の氷の上を歩いたことがあったよな。そうそう、数秒後に足が激寒むの水に浸かったが。氷が破れる瞬間のあの感覚、覚えている。怖いですよ。
今と違って重たい掛け布団で寝ていたが、寒さでふるえが止まらない状態で眠りについていたよな。アゴがかくかくしていた。
凍った近所のおっさんの車のガラスに絵を描いていたよな。ガリガリガリと。よく考えたら人の車のガラスに絵を描くなんてむちゃくちゃだが。
これらは全てデータではないが、そう、いま風にいうとエビデンスではないが、現代は昔より寒いかな。
夏も同じことが言える。今の方が暑いなんてことはないだろう。
人間が弱くなっているのか。日本人が。
弱いというより、どういうのか、ホワイトに、そして草食に、もやしっ子になっているのかとも思う。
昔の日本人は耐えたところ、今の日本人はそのような我慢と根性の価値観が重要視されていないので、そこから「寒くなった」に繋がるのではないか。
自己擁護的な発言か。
地球温暖化とか、ゲリラ豪雨とか、本当かな。
なんでも疑っているわけではないが、そうそう何でもそのまま鵜呑みにできない。コロナ騒動で一層そういう価値観になった。全て自分で考える。
寒いけど、大河ドラマを観ていると、雪がしとしと降る冬の夜、障子一枚で隔てた部屋の畳の上で、あのような寒そうな着物で生活していたわけでしょう。あの頃の気温は何度だったのかな。興味がある。
我慢していたのだろう。それが当たり前と思えばそういう感覚になる。
全て気のせいだろう。弱くならないようにしよう。持続可能と弱いは似て非なるものだ。
2022年12月19日
寒さは気のせい
posted by orangeknight at 19:56
2022年12月18日
漫画「昭和天皇物語」を読みました
昨日今日でこの本「昭和天皇物語」を読みました。現在出ている11巻までまとめて買って読みました。
半藤一利氏の「昭和史」という原作を元に、能條純一氏が漫画にしています。
この漫画の存在は知らなかったのですが、今もビッグコミックオリジナルで連載されているらしく、私にはAmazonが紹介してきたので購入しました。
なんと言っても私が歴史上で最も尊敬しているのは昭和天皇であります。
なぜかと言いますと、あの大東亜戦争で敗れたのち、今の日本があるのは昭和天皇がおられたからです。
これを書き出すと本の感想では無くなるのでやめますが、間違いないと確信しています。
小学生の低学年で国民に手を振る姿をテレビで観て衝撃を受けた。
崩御されたとき、私は、忘れもしない、インフルエンザで熱が出て、学校を休み寝ていたのですが、2階の自室でラジオを聞きながらなぜか涙が止まらなかった。
それ以来たくさん昭和天皇の本は読んだなぁ。
「昭和天皇物語」めちゃくちゃ良い。
何が良いかと言いますと、何より天皇陛下のお気持ち、人としての感情が包み隠さず描かれている。
私ごときが言うのもおこがましいですが、ご苦労されたことをとても感じる。そして、孤独である。
養育係の足立タカさんとの関係、これ1つとっても涙無くしては読まれない。子供なのに、甘えたかっただろうなぁとご不憫に感じた。
四人の内親王が生まれた後にできた今の上皇様。皇后様は男子が生まれずお辛かっただろうなぁ。子供に男も女もないのに。
明治天皇を追って逝った乃木希典はカッコいいし、昭和天皇の教育係をされた杉浦重剛などは真の教育者だ。教育者って未来の創造だと改めて感じた。
本が進むに連れ、政治家ではなく、軍部が暴走していくのが如実に描かれている。
安倍総理が撃たれたが、内容は違うがそのようなシーン、当時は日常であったと思うし、それをビビっていては政治など出来ない。昔の男は(女も)腹がすわっていた。
天皇陛下の想いとは、全く異なる方向にぐんぐん向かっていっているところで11巻が終わった。
読み続けたいと思う。
毎日国民のために祈ってくださっている天皇陛下に対し、感謝しないといけないし、そんな話をもっと巷で普通にしていきたい。
天皇陛下は役割を全うしてくれている。そのこと自体を我々日本人はもっと考えないといけないと思う。
それにしても昭和天皇はすごいお方だ。
100年早く生まれてお仕えしたかったなぁ。そんな人生もいいな。
半藤一利氏の「昭和史」という原作を元に、能條純一氏が漫画にしています。
この漫画の存在は知らなかったのですが、今もビッグコミックオリジナルで連載されているらしく、私にはAmazonが紹介してきたので購入しました。
なんと言っても私が歴史上で最も尊敬しているのは昭和天皇であります。
なぜかと言いますと、あの大東亜戦争で敗れたのち、今の日本があるのは昭和天皇がおられたからです。
これを書き出すと本の感想では無くなるのでやめますが、間違いないと確信しています。
小学生の低学年で国民に手を振る姿をテレビで観て衝撃を受けた。
崩御されたとき、私は、忘れもしない、インフルエンザで熱が出て、学校を休み寝ていたのですが、2階の自室でラジオを聞きながらなぜか涙が止まらなかった。
それ以来たくさん昭和天皇の本は読んだなぁ。
「昭和天皇物語」めちゃくちゃ良い。
何が良いかと言いますと、何より天皇陛下のお気持ち、人としての感情が包み隠さず描かれている。
私ごときが言うのもおこがましいですが、ご苦労されたことをとても感じる。そして、孤独である。
養育係の足立タカさんとの関係、これ1つとっても涙無くしては読まれない。子供なのに、甘えたかっただろうなぁとご不憫に感じた。
四人の内親王が生まれた後にできた今の上皇様。皇后様は男子が生まれずお辛かっただろうなぁ。子供に男も女もないのに。
明治天皇を追って逝った乃木希典はカッコいいし、昭和天皇の教育係をされた杉浦重剛などは真の教育者だ。教育者って未来の創造だと改めて感じた。
本が進むに連れ、政治家ではなく、軍部が暴走していくのが如実に描かれている。
安倍総理が撃たれたが、内容は違うがそのようなシーン、当時は日常であったと思うし、それをビビっていては政治など出来ない。昔の男は(女も)腹がすわっていた。
天皇陛下の想いとは、全く異なる方向にぐんぐん向かっていっているところで11巻が終わった。
読み続けたいと思う。
毎日国民のために祈ってくださっている天皇陛下に対し、感謝しないといけないし、そんな話をもっと巷で普通にしていきたい。
天皇陛下は役割を全うしてくれている。そのこと自体を我々日本人はもっと考えないといけないと思う。
それにしても昭和天皇はすごいお方だ。
100年早く生まれてお仕えしたかったなぁ。そんな人生もいいな。
posted by orangeknight at 14:32
2022年12月17日
都の太陽光義務化について
詳細な諸条件はあるが、東京都議会で2025年4月から、都内で新築される戸建て住宅に太陽光パネルの設置義務化が決まった。
私は太陽光発電システムを売っているし、自宅でも設置しているし、現在建築中の本社屋でもそれを搭載するつもりなのですが、設置義務化には反対です。
まず、この日本でそのような強制的な義務化はあってはならない。各自で考え、それぞれで決めたら良いと思う。自由だ。
自宅に載せたのは10年前の当時、売電の価格が良かったから。現在と違い、どう考えても儲かる仕組みであった。
メーカーや卸の皆さんが安価にしてくれたのも理由の1つだ。
建築中の本社屋に載せるのは、ZEB(ゼブと読む。ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を導入するため。
ZEBとは建物の躯体や断熱性能、設備機器の省エネ性能を向上させ、再生可能エネルギーを利用し、建物全体のエネルギー消費量を限りなく0にしようという考え方ですが、要は性能の良い建物を建て、太陽光発電で電気代を0円にしたいのです。
そんな理由から載せている。デメリットもあるが、それをメリットが超えているから載せている。
みんなそれぞれで、自宅に照らし合わせて考えたらよいのではないかと思う。
デメリットですが、太陽光発電のパネルは耐用年数は30年で設定されている。10年くらい前から急激に増えたので、あと20年くらいしたらそのゴミで産廃施設はごった返す。
あのパネルを処分する方法は現在確立されておらず、埋めるしかない。
ペットボトルやコンビニの袋がどうとかいう量ではない。山際に貼り巡らされたあのパネルが全てゴミになる。設置自体が環境破壊に見えるが、処分でそれは決定的になる。
個人でも、その頃には廃棄費用がある程度発生する。
撤去するのに足場が要り、職人の手間代に産廃処分費を考えると、普通の一戸建てで20万から30万円は想定した方がいい。産廃代は年々上がっているからそんなものでおさまらないかもしれない。
私は自宅では下屋根に載せている。下屋根の屋根の素材は板金、ハイロックである。搭載を想定してそれにした。
パネルの下がおそらく陽当たりが悪く痛むし、撤去したら真っ黒になっているだろうから、塗装やカバー工法を施せる素材を下地にした。
大屋根は瓦だ。いぶしの今どきの瓦なのですが、屋根は瓦が最も美しいと思っている。それもいぶしが。
自分の価値観で言えば、自社仏閣のあの瓦の葺き方がたまらない。まる瓦を反った曲線を描きながら葺いていく屋根が最高だ。
いつかそんな屋根を葺いた家に住みたいとも思っている。夢だ。
東京の方は瓦の造形美を味わえない。建築には効率もあるが、見映えという価値観もある。
瓦の上に搭載した太陽光発電パネルを撤去すると、変色と瓦には設置のための穴をあけているので、それなりの修繕が必要になる。そんなことは建てた当初に普通は考えなしい、思いもよらない。
そんな理由から反対だ。メリットや環境を大義名分とした施策は大切だが、デメリットや、本当の環境の事や出口のことも提唱してから決めてほしい。
その前に強制されるのがもっと嫌であるが。全国に波及しないようにと願う。
私は太陽光発電システムを売っているし、自宅でも設置しているし、現在建築中の本社屋でもそれを搭載するつもりなのですが、設置義務化には反対です。
まず、この日本でそのような強制的な義務化はあってはならない。各自で考え、それぞれで決めたら良いと思う。自由だ。
自宅に載せたのは10年前の当時、売電の価格が良かったから。現在と違い、どう考えても儲かる仕組みであった。
メーカーや卸の皆さんが安価にしてくれたのも理由の1つだ。
建築中の本社屋に載せるのは、ZEB(ゼブと読む。ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を導入するため。
ZEBとは建物の躯体や断熱性能、設備機器の省エネ性能を向上させ、再生可能エネルギーを利用し、建物全体のエネルギー消費量を限りなく0にしようという考え方ですが、要は性能の良い建物を建て、太陽光発電で電気代を0円にしたいのです。
そんな理由から載せている。デメリットもあるが、それをメリットが超えているから載せている。
みんなそれぞれで、自宅に照らし合わせて考えたらよいのではないかと思う。
デメリットですが、太陽光発電のパネルは耐用年数は30年で設定されている。10年くらい前から急激に増えたので、あと20年くらいしたらそのゴミで産廃施設はごった返す。
あのパネルを処分する方法は現在確立されておらず、埋めるしかない。
ペットボトルやコンビニの袋がどうとかいう量ではない。山際に貼り巡らされたあのパネルが全てゴミになる。設置自体が環境破壊に見えるが、処分でそれは決定的になる。
個人でも、その頃には廃棄費用がある程度発生する。
撤去するのに足場が要り、職人の手間代に産廃処分費を考えると、普通の一戸建てで20万から30万円は想定した方がいい。産廃代は年々上がっているからそんなものでおさまらないかもしれない。
私は自宅では下屋根に載せている。下屋根の屋根の素材は板金、ハイロックである。搭載を想定してそれにした。
パネルの下がおそらく陽当たりが悪く痛むし、撤去したら真っ黒になっているだろうから、塗装やカバー工法を施せる素材を下地にした。
大屋根は瓦だ。いぶしの今どきの瓦なのですが、屋根は瓦が最も美しいと思っている。それもいぶしが。
自分の価値観で言えば、自社仏閣のあの瓦の葺き方がたまらない。まる瓦を反った曲線を描きながら葺いていく屋根が最高だ。
いつかそんな屋根を葺いた家に住みたいとも思っている。夢だ。
東京の方は瓦の造形美を味わえない。建築には効率もあるが、見映えという価値観もある。
瓦の上に搭載した太陽光発電パネルを撤去すると、変色と瓦には設置のための穴をあけているので、それなりの修繕が必要になる。そんなことは建てた当初に普通は考えなしい、思いもよらない。
そんな理由から反対だ。メリットや環境を大義名分とした施策は大切だが、デメリットや、本当の環境の事や出口のことも提唱してから決めてほしい。
その前に強制されるのがもっと嫌であるが。全国に波及しないようにと願う。
posted by orangeknight at 10:24
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