今回は「笑顔でごはんをぱくぱくぱくっ キッチン祭り」というタイトルで、台所に力を入れた内容です。
出足も好調、平日ながらお問い合わせもたくさんいただけ、いつも心から感謝しております。
思えばたくさん台所の工事をさせていただいてきましたが、最初に台所のリフォームという仕事を僕が担当をさせていただいたのは、姫路の広畑にあるお宅でした。
10年以上前ですが、そのときに初めてシステムキッチンというものを知りました。
台所の床の張り替えと外壁の塗装という案件で伺ったんですが、初回話をさせていただいているうちにキッチンも変えよか、という話になりました。
僕は床や外壁は当時なんとか見積もりや提案はできましたが、キッチンとなると皆目でしたので、ちょっとシステムキッチンというものを正直したことがないので、他に上司なりの応援を呼びますと言うと、奥さんが「それやったらうちで勉強しい、自分でせんと覚えられへんで」とおっしゃってくださり、今思えば恐ろくも、ありがたいことに、僕がご提案させていただく事になりました。
初回訪問の多分2時間くらいで、見積もりもプランも無く、まして頼りない僕に台所の改装工事が任されていくような話になっていきました。
数年後にその時の事を奥さんに聞くと、「はっはっはっそんなこともあったなぁ、ワタシは息子にもなんでもさせてみよんや、失敗したら失敗したでええんよ」と言われたのを覚えています。確か息子さんは僕よりちょっと上でした。
涙もろいので、あやうく泣きそうになったと思います。
話は戻りますが、帰って勉強して、上司や職人に色々教えてもらい、初めてメーカーのショールームというものに行き、初めてシステムキッチンというものを見ました。
今はハウステックという名前になっていますが、当時は日立ハウステック、姫路の北条に今もあるショールームです。
そして、何度かの訪問、打ち合わせの後、考えたプランを持っていくとそのままの仕様で決めてくださいました。
プランから見積もりからめちゃくちゃ時間がかかりましたが、自分でさせていただけたのでかなりレベルアップしましたし、契約書を書きながら嬉しさのあまり手も震えました。
たぶん、無口で冗談しかいわれないご主人様と、さっぱり豪快系の奥様に手の震えはバレていたと思いますが、親心でなにも言わず見守ってくれていたと思います。
無事に工事も進み、リビングと台所の間仕切りの壁も一部撤去し広い部屋になり、壁も天井も床も新しくなりました。
最後の掃除にお礼を込めて僕も伺いました。
美装の職人が作業する横で、僕も拭き掃除をしました。
システムキッチンに施された段ボールやビニルの養生をはがすと、僕が色まで選ばせてもらったピカピカのそれが出てきました。
「おおーっ」と歓声をあげたのは僕だけでしたが、ご夫婦ともにこやかな笑顔でした。
どんな流れかは忘れましたが、「作るとこまでしてはじめてお客さんにすすめられるやろ」的なことまで言ってもらい、野菜は奥様が切ってくださり、僕が焼きそばを作りました。
当然ながらおいしかったのを覚えています。
たしか、休みの日でしたので時間も気にせず、洗い物までさせていただき、キッチンを売るだけでなく使わせていただき本当に勉強になりました。
あれから10年以上経ちますが、もちろん今もそのお客様はそれをお使いくださっています。
今ならもう少し良いご提案もできるんですが、それでもとてもお喜びいただき僕にとっての想い出に残る仕事の一つとなりました。
キッチンの初オーダーの話でした。