社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2012年07月22日

マグナムドライ

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サントリーの「マグナムドライ」を買いました。今は「MD(マグナムドライ)ゴールデンドライ」と言うらしいですね。

今週、新聞でサントリーがマグナムドライの生産をやめ、発泡酒の製造を終えた、との記事を見て今日買いに行けました。

よく贈り物などで使われる、あの高い「プレミアムモルツ」とCMでよくみる第三のビール「金麦」に生産を集中して、利益率を上げるためらしいです。

僕にとって、この「マグナムドライ」は想い出のビールなんです。

社会人になり、しばらくは実家にいたんですが、その頃から晩ご飯ではビールを飲んでいました。

飲んでいるといっても、父のビールをあたかも自分のものでもあるように飲んでいました。

銘柄はアサヒの「スーパードライ」。瓶ビールでした。

しばらくして、大学も実家から通ったため、一度独り暮らしがしてみたく、姫路の飾磨でワンルームの賃貸を借りて念願の独り暮らしを始めました。

その時にまず感じたのが、実家にはいろんなものがあったが、ここでは醤油やソースから自分で買わねばない、ということと、なんでもお金が発生するということでした。

今までは自分の好きな事だけにお金を使い、生きていくためにはお金を使わなくても両親が守っていてくれていました。

その事に自分の稼ぎで生活しだして始めて気づいたわけですが、その時に「無理や…」と感じたのが、アサヒの「スーパードライ」やキリンの「ラガー」を毎日飲む事でした。

たまに買うぶんには、多少の差かもわかりませんが、毎日飲むとなると箱買いとなります。

僕には高かったんです。こんなにするんかって感じたのを昨日のように覚えています。

その時に僕を助けてくれたのがサントリーの「マグナムドライ」なんです。

助けてくれたはオーバーかも知れませんが、毎日飲むのが楽しみなんですが、ビールが買えないので必然的に発泡酒、となるんですがどれも僕には味が薄く感じられました。

「スーパードライ」を当たり前のように飲んでいた僕には、どれも水くさく感じたんです。

でも、飲みたい!かといって本当のビールと発泡酒の差額でかなりの食糧が買える現実。

そんなときに出合ったのが「マグナムドライ」です。苦くて、旨かった。「オオー♪」と思いました。

それからしばらく「マグナムドライ」を買い続けました。

「マグナムドライ」、と聞くとサラリーマンになり、営業という仕事を始めた時の、あの辛くて、きつくて、悩んだ毎日の、そして夜の12時は当たり前のようにすぎて仕事が終わり、一人で明日も頑張るぞと思いながら食べた晩ご飯、そして机の上にある銀色の缶、まさしく「マグナムドライ」なんですが、とても懐かしく感じます。

「マグナムドライ」が無くなると知り、少し寂しくもなり、またなんだか懐かしい気持ちにもなりました。
posted by orangeknight at 19:56

2012年07月21日

赤穂民報に広告を

赤穂市や上郡では「赤穂民報」という毎週土曜日に新聞に折込まれるものがとても人気があるらしいです。

赤穂の方は土曜日には新聞が届くとまず新聞やチラシはさておき、赤穂民報を読むらしい。

これは、赤穂で採用したうちの社員だけでなく、うちが赤穂店を出すと知った何人もの方々が教えてくれた事なんです。

そして、何人もの方に「赤穂で商売するんやったら、赤穂民報に広告を載せたほうが良いよ。」と言われていました。

そういう経緯で、今回それ用の広告を作り、来週の土曜日からの赤穂民報に宣伝を出させていただく事になりました。

僕のまわりでの赤穂民報の支持率たるや、なんで?と思ってしまうくらいすごいものがあります。

地元に根付いているのがとてもよく感じられます。うちの会社も目指すのは「地域の便利」です。今、一生懸命頑張って、いつか民報さんのような存在となりたいなと思っています。

来週から毎週広告を載せますので、赤穂周辺の方々はぜひご覧下さいね。


posted by orangeknight at 16:53

2012年07月20日

僕の美徳のど真ん中

本日の仕事納めを兼ね、気持ちのあるやつの話を書かせてもらいます。

先日も書きましたが、今月は今のところですが売上げがなかなか目標数値にのってこない状況にあります。

最近では珍しく、みんな一生懸命やってはいるんですが結果が伴わない毎日です。

そんななか、事務の沼田が「みんなの応援がしたいので、ポスティングをさせてください。」と2~3日前から言ってきてくれていました。

彼女は以前にもしてくれた事があるんですが、この時期のそれは気候の良い時に比べると何倍ものキツさがあります。

それなのに、今月は事務の仕事もはかどっているからと志願してきてくれました。

「明日は午前中に事務処理して、あとは他の人に任せてお昼からポスティング行っていいですか?」と今日また言ってくれたので、その心意気を買わせてもらう事にしました。

そして「1000枚行きますね」と言います。1000枚ですよ、全て一戸建ての1000件がどれほどキツいものかはやった事のある人にしかわかりません。

僕がしてもだいたい6~7時間今の季節でしたらかかると思います。それを身長150くらいの女の子がしたらそれ以上にかかります。

実際、本人も「昼からしても夜中にはなりませんよ」と言ってくる根性の持ち主ですが、7時間も8時間も歩き続けるだけですごい消耗になるうえにこの暑さです。

さすがに本人に言って、気持ちは十分もらったからせめて500に、と言うとしょうがなく800枚にしてくれました。「大丈夫ですよ、大丈夫ですよ。」と言います。

シカマ工務店の成長は、表だった事だけではなく、こういう気持ちのある人間がコツコツとやってくれているからこそあるんだと改めて感じました。

沼田のポスティングを見て、「すごいなぁ」は誰でも言えますが、僕は営業のみんなに感動してほしいなと思いました。

口ではお互い助け合って、と簡単に言えますが行動するのは大変なことです。

営業が、営業で無い者にポスティングをさせて悪いなと、またありがたいなと、そして情けない、もっともっともっと自分らがしないといけないなと、心で感じてくれたら明日の彼女の仕事は会社の流れの転機を作ることになるでしょう。

うちの会社の社是の三つ目に「一つ、知恵を出すか汗をかく、自分にできる事をみんなのために提供する事」とあります。

沼田はまさしくその通り動いてくれていると思います。

僕は心から素晴らしいなと感じますし、うちの会社で最も重視する義理人情を理解できている子だと思います。

明日「一枚、二枚…」と800枚まで、一生懸命正直にポスティングをしてくれる沼田の姿が想像できます。

帰りに「明日、ごめんな」と言うと、「少しでもお役に立てれば嬉しいです、自分の為にもなりますのでっ」と言いました。

なかなか言えませんよねこんな事。さっぱりしていて気持ちが良いです。この子は明日、「疲れたやろ?」と聞いても多分「疲れはしましたけど、まだまだ大丈夫ですよ、あと200くらい行けますよ」と笑って言うと思います。絶対そういうであろうと自信があります。

彼女はそういう美徳をもった社員であります。









posted by orangeknight at 23:53
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