社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2012年11月13日

値引きについて

「値引き」って難しいものです。

たくさん引けばいいというものでもありません。

20年くらい前に流行った「宣伝用の工事ということで半額!、400万円のところ200万円!」

僕がこの業界に入った10年ちょっと前でも聞いたことのあるフレーズですが、ここまで値引かれたら逆に不信感がでますよね。

僕なら「200万円も引けるんなら原価なんぼなん?」と考えますし、値引かずに契約していたらとんでもないぼったくりにあいよった、と感じます。

かといってお客様から値引きを求められ、「全く無理、ビタ一文無理っ」とやってしまっては関係がギクシャクします。

難しいところで、1002500円の2500円を引いても値引きとはいいませんし、喜んでもいただけません。

むしろ恩着せがましく「2500円引かせていただきます」と言うんなら値引かず1002500円いただいたほうがスマートでもあります。


たまに家電量販店で、「よそはこの25万のテレビが16万になった、できるんやったら考えたるわ」とエラそうに店員さんに言っている人がいますが、端で聞いていて大変だなぁと思います。

僕が思うに、売り手が苦笑いをしている程度で「ありがとう」と気持ちよく買うのがきれい。

どうせその場限りと、売り手をコテンパンに叩きのめして買い手だけがニコニコ、さも勝ったかのように買っていくのはいかがなものかと思いますし、売り手にもあなたがそこまで不機嫌になったり、どうせ店員どおしで愚痴を言うなら売らずに断りなさいと思います。


「値引き」というのは商品を買ったり、うちなら工事の請負契約を結ぶときのコミュニケーションではないかと思います。

うちの営業には、企業努力をしたうえで適正な価格を提示させていただいているんなら、それに誇りをもてと言っています。

そして、値引きを楽しまれているお客様には、その満足感もそこなわないような適度な値引き、またさわやかなあしらいを身につけてほしいと思います。

値引けないといういう時がございます。昨今キツキツが増えています。

そんなときにお客様満足度を下げてしまわない交渉術、備えたいものですね。














posted by orangeknight at 16:25

2012年11月12日

ラーメン屋改装

画像画像昨日寒かったんで今日からヒートテックを上下纏ってみましたが、非常にいいお天気で少し暑いです。


朝から店舗の改装の打ち合わせに行っていました。

他にも飲食店を経営されている以前からのお客様なんですが、「ラーメン屋をしようと思っているので内装を考えてほしい」とありがたくもお声をかけていただきました。

中は長年使い込まれている典型的な居抜き物件でしたが、これがガラッと新しくなるんですよね。

こういう仕事をしていますと、表面は汚れていても価値のある物件と、改装に相応のお金がかかる物件というのは一目で分かります。

今回はもちろん家賃次第でしょうが生きた価値のある物件だと感じました。

オーナー様にテーマを聞くと「風林火山!!」とのことでした。

風林火山と言いますと武田信玄、そもそもは孫子の兵法で有名な「孫子」の記述、僕の好きな分野でいっそうワクワクします。

これからテーマにそった仕様で考えご提案させていただき、ご商売の成功の一翼を担えるよう頑張らせてもらいます。
posted by orangeknight at 11:17

2012年11月11日

店長の人選

シカマ工務店では来年、また新たに店の出店計画があります。

まだ場所もなにも決めていませんが僕の中ではクリアに絵がかけています。

そんななかで、何より今一番神経を使っているのが人選、とくに店長です。

店は店長で決まります。もちろん成功や失敗の結果責任は僕にありますが、まず僕の想いを理解し、そのうえで具体化させてもらわなければなりません。

「店長の仕事」とは何なんでしょう?

それは数えきれないくらいたくさんあると思います。

実務に始まり広義でのマネージメント、そしてこまやかな気配り。

全てがパーフェクトな人はいませんが、いずれも必須要件です。

僕が重視するのは資質と可能性。年齢や勤続年数は興味が無いと言ったらうそになりますが、自分自身に置き換えても大切なのは前者であると考えます。


僕は今社長です。僕は社長にしてもたったのではなく自分でなりました。言い方はおかしいですが勝手になりました。

会社を登記するときに、代表取締役を僕と記入し、僕が会社の株を全て出資しただけですので勝手になったんであり、誰でも自由になれます。

今、やっと登山口を見つけた程度の経営者ですが、僕が自分で社長になっと時僕は社長の仕事とはなんぞやという事を理解していませんでした。

現在、こんなにも毎日神経を使うもんなのかと感じていますが、何が言いたいのかと言いますと、店長にふさわしい人間を店長に選べば、その人選が正しければ店長にふさわしい人間になるということです。

ですから、僕同様、成長することに努力を惜しまなければ、僕がそうであったように役職は後からついてくると思います。

ただ、これからの大切な仕事として、店長候補者を育成していかなければならないとの想いはあります。

よく「ヒト、モノ、カネ」と言われますが、人材って大切ですよね。








posted by orangeknight at 14:25
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