2012年12月05日
トンネルの事故で思う
山梨県の笹子トンネルで天井板が崩落し、9人もの方が亡くなられたという惨事がありました。
事故以来、昨日、今日と山陽道を走っていてトンネルを通過するたびに急に落ちてこないかという不安に少なからずおそわれます。
トンネルの構造にもいろいろあるらしく、写真のような(写真はタイマーで安全に撮っています)姫路から赤穂の間のものはつり式ではないかも知れませんが、こんなトンネルの中で、それも高速走行中に上から何トンものかたまりが落下してきたらひとたまりもありません。
笹子トンネルは僕の生まれた年と同じ1977年に完成したらしい。
僕はこの仕事をしていて、いままでたくさんのおうちを見てきました。
リフォームする前、天井裏から床下まで事前にチェックしますし、工事が始まり柱だけを残すように壁や床をめくった状態もたくさん見ています。
そこで知ったことがあります。
僕が生まれたくらいや、それより少し前に建てられた、それも建て売りといわれるタイプのおうちは、見えないところは結構手抜きが多いしいい加減なものが多いんです。
床下にもぐり奥に進んでいくと弁当箱や缶コーヒーの空き缶が隠すように捨てられているおうちも何件もありました。
タバコなんて結構あります。
床面の土台となる大引(おおびき)が細かったり、コストを下げるためか少なかったり、束(つか)が束石に届いていなく浮いている状態だったり…。
「当時は建ててナンボだった」という話はよく耳にしましたし、年配の職人はみんな「そういう時代だった」と言います。
今は検査が多いですし、コンプライアンスを重視するようになったのでさすがにそんなおうちは無いと思いますが家でそうだったんでしたら少なからず公共工事にもあったんではと考えてしまいます。
これから次々にその時代に作られたものが耐用年数を迎えます。
この仕事をしていて、事故につながらないよう、きちんと皆さんのお住まいを疑いの目で見ることが僕らにできる皆さんに対する社会貢献ではないかなと思いました。
posted by orangeknight at 10:27
2012年12月04日
後継者問題は共通な悩み!?
昨日、「労務管理」がテーマのセミナーに参加させていただいた。
昔は熱血や会社人間、熱が出ても休むな、夜中の0時は営業職なら当たり前というようなものでしたが、今は時代が違います、法にのっとった訴えられない経営の話を聞きました。
総括ですが、その点もこれからきちんと勉強しながら、経営者は従業員をいたわる気持ち、そして従業員は会社のために、という昔の心の良い部分、その2者の融合を僕は目指したいと考えています。
そのセミナーの最後の方で、ある経営者の方が講師の方に質問をされました。
少し本題とはそれますがと前置きしながらでしたが、その質問に対する周囲の皆さんの反応が昨日一番のものでした。わかるわかる、う~ん、ニヤっなど空気が変わったのを感じました。
その質問はこれです「後継者」。皆さん共通の関心事なんですね。
その経営者の方は60代だと思いますが、「うちには従業員がパートさんもあわせて約100いる、しかし後を任せられる者がいない、ここ10年くらいあれこれ試行錯誤しているがうまくいかない」との事でした。
講師の先生は労務士なので、そんなことを聞かれても…という苦笑いをされていましたが、次に「息子さんはおられないんですか?」と聞いたのが印象的でした。
その経営者の方は「おったら苦労しませんけど、娘3人なんですわ」と言っていました。
その話の結論はでずじまいで、別の経営者の方がご自分の体験談を語られていました。
今日の日経を読んでいると、あのユニクロでさえ柳井会長兼社長の後継者としては執行役員をしている長男と広報をしている次男が有力だとのことです。
当の会長は「世襲はしない、2人の息子は優秀だが、すごく、すごく優秀なわけではない」と言っているらしいがどうでしょうね。
あのトヨタでさえ今は創業家から社長がでています。本で読んだことがあるんですが「カリスマというか血というか、とにかく担ぎやすい、みんなで一緒に担ぎましょうという何か分からない力が生まれた」らしい。
結論のない話ですが、僕は後継者のことなんか考えたことはありません。
考える余裕もありませんし、後継できるよう毎日つみかさねていこうと取り組んでいますが、僕が50歳60歳になったときどうなっているんでしょうか。
後を継ぐって、2代目って、恵まれているようでそれだけではないですね。だって世の中息子が後を継ぐのは既定路線として認識されているわけです。
後継ぎを作る側も継ぐ人自体も大変ですよね。
昔は熱血や会社人間、熱が出ても休むな、夜中の0時は営業職なら当たり前というようなものでしたが、今は時代が違います、法にのっとった訴えられない経営の話を聞きました。
総括ですが、その点もこれからきちんと勉強しながら、経営者は従業員をいたわる気持ち、そして従業員は会社のために、という昔の心の良い部分、その2者の融合を僕は目指したいと考えています。
そのセミナーの最後の方で、ある経営者の方が講師の方に質問をされました。
少し本題とはそれますがと前置きしながらでしたが、その質問に対する周囲の皆さんの反応が昨日一番のものでした。わかるわかる、う~ん、ニヤっなど空気が変わったのを感じました。
その質問はこれです「後継者」。皆さん共通の関心事なんですね。
その経営者の方は60代だと思いますが、「うちには従業員がパートさんもあわせて約100いる、しかし後を任せられる者がいない、ここ10年くらいあれこれ試行錯誤しているがうまくいかない」との事でした。
講師の先生は労務士なので、そんなことを聞かれても…という苦笑いをされていましたが、次に「息子さんはおられないんですか?」と聞いたのが印象的でした。
その経営者の方は「おったら苦労しませんけど、娘3人なんですわ」と言っていました。
その話の結論はでずじまいで、別の経営者の方がご自分の体験談を語られていました。
今日の日経を読んでいると、あのユニクロでさえ柳井会長兼社長の後継者としては執行役員をしている長男と広報をしている次男が有力だとのことです。
当の会長は「世襲はしない、2人の息子は優秀だが、すごく、すごく優秀なわけではない」と言っているらしいがどうでしょうね。
あのトヨタでさえ今は創業家から社長がでています。本で読んだことがあるんですが「カリスマというか血というか、とにかく担ぎやすい、みんなで一緒に担ぎましょうという何か分からない力が生まれた」らしい。
結論のない話ですが、僕は後継者のことなんか考えたことはありません。
考える余裕もありませんし、後継できるよう毎日つみかさねていこうと取り組んでいますが、僕が50歳60歳になったときどうなっているんでしょうか。
後を継ぐって、2代目って、恵まれているようでそれだけではないですね。だって世の中息子が後を継ぐのは既定路線として認識されているわけです。
後継ぎを作る側も継ぐ人自体も大変ですよね。
posted by orangeknight at 13:33
2012年12月03日
現場まわりにて
朝から四件現場をまわっています。
現場でしか得られないことがありますし、安全に対する意識、又僕が行くことによって各個人の意識が高まってくれるのを期待してやっています。
今日は朝から二つも良くない、といったら語弊があるかもわかりませんが出来事がありました。
一つは車で移動中、すでにフタを開けた缶コーヒーを何を思ったか思いっきり振ってしまい、コーヒーが散乱して濡れました(辛)。
もう一つは現場で施主様が外におられたもんで「おはようございます、今日も宜しくお願いします」とご挨拶しました。
その後、しばらくして大工と話していたところ、屋根の工程を聞かれ「すみません、私は把握していないもので、分かるものに確認致します」と言うとひどく叱られました。
僕が名乗らなかったのが悪いんですが、「現場に来てわかりませんじゃすまんぞ!あんたは営業か!監督か!もっと工程をわかっとかなあかん!」と叱られました。
少し辛いところはありますが、確かに、その現場に対する情報を何らか把握して回らないと、顧客満足を高めるためにやっていることが逆効果になるなと思いました。
毎日勉強ですね、言われたことは全て吸収します。
朝からこういう事があったんで、今日は今から良い一日になりそうです!
posted by orangeknight at 10:17
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