社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2013年04月15日

「生き方」を読んで

今日はこの本を読みました。

稲盛和夫氏の「生き方」という本で、サンマーク出版から出ています。

実はうちの営業の村上が「よかったらどうぞ」と貸してくれた一冊で、僕が稲盛さんの考え方が好きなのを知っていて、それを理解しようとしてくれているのでしょう、買って読んだものを僕に貸してくれました。

いつもながら学ぶところ満載のなるほどという内容で、この方の本を読んでいると自分の心が強くなる、と言いますか豊になる気がとてもします。

人として大切なものはこういったことですよ、ということがとてもわかりやすく書いているので、機会があればそのうちの1冊でもお読みいただければ幸いです。

たくさん学べたこの本のなかでももっとも印象に残ったものを一つご紹介します。

「人生をつかさどる見えざる大きな二つの力」として稲盛氏は「運命」と「因果応報の法則」をあげています。

全ての人は運命をもって世に生まれる。それがどのようなものか知ることができないまま、運命に導かれ促されて人生を生きていく。

それは大河のようなものだと書かれています。

人は運命という流れの中に身をゆだね流れていると。

ただ、それだけではないと。人間は運命の前で全く無力なのではなく、もう一つの力「因果応報の法則」が人生を根本のところでつかさどっているのだと。

すなわち良いことをすれば良い結果が生じ、悪い事をすれば悪い結果が生まれるのであると。

[運命」よりも「因果律」の力のほうが若干強く、もって生まれた運命も「因果応報の法則」を使うことで変えていくことができると。

したがって、善き事を思い、善きことを行うことによって運命の流れを善き方向に変えることができる。人間は運命に支配される一方で、自らの善意善行によって運命を変えていける存在なのだと。

この考え方は僕にはとても響きます。

この考えをもてば全て自責の念につながり、必ず物事から学べ、良い方向へ導けると思うからでとても共感できます。

自分の人生がこうなっている。自分の境遇がこうだ。いや、そんな大それたことでなくとも、自分が人からこう思われている、自分は仕事で結果がでない、などというのも全てその人の運命とそれを上回る日頃の行いだと思えば何か納得のいく気がしますし、僕を含め全ての人が頑張れる気がします。

だって良くなりたければ日頃の行いを良くすればいいだけのことですから簡単ですもんね。

目に見えない力ってありますもんね。

本当に僕は人生にたまたまなんてないと思います。「運命」を僅かに上回る「因果律」という考え方、良いですね。

今日も勉強になりました、ありがとうございました。
posted by orangeknight at 01:01

2013年04月13日

毎年恒例のお花見

朝一の地震では、寝ていたら家がグラグラッと大きく揺れびっくりしましたが、その後は姫路では何もなくひと安心しました。

天気もとても良く、今日は毎年恒例の行事「花見」をしました。

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全社員と全協力業者によるものなんですが、今回は姫路別所店はオープン1週間なので閉めるわけにはいきませんから、かわいそうですが姫路別所店のメンバーを除くみんなでしました。

まず、場をなごますために、ダンス担当の左官職人大谷がアカペラで歌いながらテクニカルなそれを披露してくれました。

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こういう役割をかってでてくれるので雰囲気が良くなりありがたい存在です。

バーベキューはとてもよく仕込まれておりとてもおいしかったですし、焼き鳥やラーメンまで出て来て種類豊富なメニューでした。

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なかなかこんな時しか話ができない人もたくさんいるのでとても貴重な時間です。

楽しい話も良いですが、考え方を聞いたり、僕の目の届いていないような現場の現況を教えてもらったりと有意義に過ごせました。

それにしてもいつも思いますが、飲んでいるときに近寄ってきてくれる人って好感がもてます。

好感というより好意を感じます。いろんなシーンで自分が相手にどう思われているのかがその都度分析できるのでそれも面白いです。

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みんなとても楽しそうにしていました。

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残り僅かな桜の花びらがハラハラと散る花見でした。

花見は1年に1回です。桜の木を見上げ、1年の時の経つ早さを感じ、普通にみんな揃って花見ができることが幸せだなぁと思いました。


幹事の姫路本店の平尾、花田、山田もよく頑張りました。




posted by orangeknight at 20:22

2013年04月12日

ハプニングに負けない魂

よく言われることに「会社は経営者の器の分しか大きくはならない」というものがあります。

たしかに、僕もそう思う。たぶん一代で大きく成長させた方々は器が大きいのだと。

それはなぜかと言いますと、日々の問題に負けない魂が会社を成長させるには必要だとわかってきたからです。

人徳による人材の集まりや、二者三者の選択の瞬時の正しい判断、そして考え方の正しさなどいろいろありますが、毎日起こる大なり小なりのハプニング、これに打ち勝つ魂があるかどうかが重要だと思います。

いや、たぶん最初は皆さんあると思います。

自分で商売をしようと思うくらいだからあるのです。

ただ、月日とともにその魂が弱まるのだと思います。

なぜ、このように考えるかと言いますと、うちの会社でもとにかく毎日毎日いろんなことが起こります。

その中にはとてもつまらないものもあるんですが、好ましくない状態であるとか、嬉しくない報告は人の数が増えるにつれ増加し、毎日コンスタントに20〜30件は僕に直面します。

現在は会社の組織を作っている途中で、僕以外に役員もいませんし、全体の番頭格がおりませんから各店舗や総務、そして企画管理から大工などにおいても報告が入ります。

たぶん各店長などがとりまとめてくれていることもあるはずですから、一日におこるハプニングの数はすごい数なんだと思います。

毎日たくさんのことがありますとボディブローのように効いてくるんです。

一日の終わりにはけっこうグロッキーになり、リセットし翌朝を迎えるわけですが、ここが分かれ目なんだと思います。

これが40件、50件と増えてきたときにハプニングを分散させる組織になし得られるか、そして「もう疲れた、これで、今でいいや!」となってしまわないチャレンジスピリットを継続できるか、このメンタルの維持こそが成長させた方々にはあったのではないかと思います。

とにかく毎日いろんなことが起こります。

ここが分かれ目、これに打ち勝つ精神、完全リセットする精神、身につけていかないとなと思います。


裏をかえせば悪い報告が上がってくるっていうことは良い事ですもんね。


posted by orangeknight at 10:18
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