社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2014年01月13日

今月の致知から

毎月「致知」という雑誌を購読しています。

本屋さんとかには置いていないようで、定期購読の申し込みをして月に一度配達されてきます。

本のテーマは人間力という内容で一貫していまして、僕は自分の内面を豊にするための教材として読ませていただいています。

今月の特集は「一意専心」その字の如くですが、広辞苑によりますと「他に心を向けず、その事のみに心を用いること」とあり、まさにその道を極めんとする者にとりなくてはならない気概であると思います。

全て吸収してやると思って読んでいるんですが、中でも気になった記事をコピーして社員に配ったり読んだりしています。

今月は有名な料理人の対談の記事に特に感じるものがありました。

写真 のコピー 2.JPG

今はそれぞれが店を出し、手広く成功されているんですが、たまたま同じ四国の料亭で修行したことがあり、そこからのご縁らしいです。

一つのことをなし得るには情熱が要る。できるまで諦めずに何回でもする。苦労と思った瞬間に苦労になる、プロフェッショナルとは覚悟を決めた人などと、まさにその通りだと感じさせてもらえる事が書かれていたんですが、中でもこういう経験を若いうちにしていることって大切だと改めて思ったところがありました。

それは、弟子に入ってからしばらくは「はい」と「すみません」しか口にしてはいけないと大将に教えられたのでそれを通したということです。

そして、その後に書かれていました。「これは四十歳を過ぎて分かったことですが、料理人の世界に限らず世の中を生きていくのに大切なのは、どれだけ理不尽に耐えられるか、自我をどれだけ抑制して生きていけるかです。」料理を学びに入った料亭で料理を教えてもらえず、三年間も別の仕事を仰せつかったらしいです。でもそれは今振り返っても無駄な経験ではありません、と書かれていました。

我々の仕事でも同じです。世の中を強く渡っていこうと思えば理不尽を受け止められないと絶対にいけないと僕は思います。

特に若い人はそれが欠けています。

そういう教育を受けてないから社会に出て初めて理不尽をくらうのだと思いますが、本当に最初のうちは自我など必要ないと思います。

守られて生きているということは理不尽も受け止めなければなりませんし、僕は理不尽を受け止めるということをせずに大成する人はいないと思っています。

社内だけでなく、世の中理不尽のかたまりです。

僕も理不尽な事を言いますし、社外の取引先や関係者、またひいてはお客様に至ってもそれはあると思います。

営業していてお客様に理不尽な事を言われ全て我を出して討論していたら仕事になりません。

そこを受け止め、誠意ある対応をすることによってお客様から心から認めてもらえるというのは僕の経験則ですし、お客様は大体僕らより年齢は上ですから仕えるという気持ちを持たずして頼りにはしていただけません。

いろんな所から理不尽な扱いを受けるのは社会で生きていくうえで逃れられませんし、多かれ少なかれ誰しもが感じる感覚です。

若いうちに自我を出さずに、表情を変えずに歯を食いしばって「わかりました」と一度きちんと飲み込み、そのことに対してきちんと次の動きを考えて行動していると必ず見てくれている人はいますし、他人ではなくまずは自分をという自責の念が身に付くと思います。

男は年をとったときにどんな生き方をしてきたかが顔にでると言われます。

そういういろんなものをきちんと受け止めていった人はそういう顔になると僕は思います。

そして相手の気持ちが分かる大人になると思います。


僕もまだまだその年齢ですが、若い人はそういうことを意識して大切にしなければ迷う四十、五十歳になると思うんです。

我慢する期間って、長い人生のうちにあったほうが幸せなことだと考えさせてもらえた今月の致知の対談でした。











posted by orangeknight at 11:29

2014年01月12日

成人の日、子供はすぐに大きく

明日は成人の日ですね。とは言ってもやはり13日ではなく、1月15日がしっくりくるのが僕らより上くらいの世代の共通の意識だと思います。

娘が今4歳、息子が2歳、息子は自由に行ってくれれば良いんですが(笑)、娘に「パパと成人式行こうな」と言うと「行くわけないでしょ」と即答されました。

成人式が何かわかっているのかは別として、空気を察して最近とくに大人びた発言をします。

4月から保育園に行き出したせいか、息子ともどもいろんな言葉を覚えてきます。

どこもそうだと思うんですが特に女の子はなんでこんなに「ませて」いるんでしょうね。

僕など自分の服を自分で選び出したのは中学生の時でしたが、娘は3歳くらいからうるさくなってきました。

まずは「ピンクー!」と色で認識しだしたと感じていると、いつのまにやら服屋さんでも二着を持ち、鏡の前に立ちポーズをとり「ねぇ、どっちがかわいい?」と笑顔でなぜか標準語で聞いてきます。

妻はそんなことはしないので、一体どこで覚えているのかと思いますが体に服をあて鏡を見て微笑んでいます。

一昨日も保育園で大根を抜いてきたらしく、体の半分くらの特大大根を持って帰ってきました。

その様子は写真で見たんですが、僕が帰るとそれがおでんになっていました。

僕が帰ると娘が走ってきて「まこが取ってきた大根食べたいですかー?」と言ってきて着替えや手洗いを早く早くとせかしてきます。そして食卓につくのを猛烈に促すのです。

そして「まこが取ってきた大根だよ、いっぱい食べてくださいね」と凝視してきます。

一口食べて「おいしーなぁー!さすがまこやなぁ、最高に美味しいわー!」と超感動した様子で伝えると「そんな事言われたら嬉しくなっちゃう!もうまこドキドキしちゃう〜」と意味不明の表現で、照れながら目を輝かせています。

弟が「こうきも〜、ひとつほしい〜」と言うと娘は「パパに食べてほしいの、しょうがないなぁ、一つだけですよ!」となぜか仕切り、もう自分が料理したみたいにどうですか、どうですかと聞いてきます。

正月などは別として、普段は一緒にいる時間が短いのですごく成長を早く感じます。

もう数年したら小学校に行き、中学生にもなれば「パパ汚いー!」とか言われたら嫌だなとかいろいろ思いますが、子供の成長はあっという間といろんな人が言われますが本当にその通りだと思います。

あっという間に成人式にいくんでしょうね。

希望はすごくありますが、一緒に行くことなんかまずないと思いますし、最悪彼氏と一緒になどと耳にするのも恐ろしいですが、とにかく元気にそういう年を子供たちが迎えられたら、親として感動があるんでしょうね。


明日、成人式を迎える子供さんやお孫さんがおられる皆様、心からおめでとうございます。






















posted by orangeknight at 16:34

2014年01月11日

テーマは「聞く」今年最初のチラシ

来週の金曜日に入れさせていただく今年最初のチラシが完成しました。

表面です。

テーマは「聞かせていただく」ということです。

まずはお客様のご要望やお考え、そして現在の不満などをきちんと聞かせていただこう、そしてそこから楽しいReform、快適なReformを一緒に考えさえていただこうというのが今回のコンセプトです。
そして、消費税も上がりますので4月までにどうにかしたいという案件もありがたいことに増えてきています。

そこに対応できる態勢と、1月中は現在の消費税5%分もお客様に還元しようという内容のセールも実施致します。

また今回の表面にはオレンジナイトの社員や職人から協力業者様まで、紙面の都合上全員ではないんですが、弊社イメージキャラクター(ゆるくはないと思っていますが、皆様からゆるキャラと言われます(笑))のシカちゃんとの写真を掲載しています。

たくさんの協力があってこそできる事であり、やはりすごく雰囲気を伝えやすい、気持ちのこもったチラシになりました。

裏面です。

IMG_1361.JPG

今回は発想の転換ということで、本当にちょっとしたことなんですが裏面だけ横にしてみました。

ほとんどの方が表面からご覧になられると思うんですが、裏を見たときにスムーズに片手で持てず、知らぬまに両手で持ってくださることを期待しています。

ひらめいたものなので、正しいかどうかもわかりませんし、広告代理店の担当者やデザイナーさんにもご迷惑をおかけしましたが、自分の中で満足のいくものになりました。

今年最初の新聞折込みチラシです。いつもながら緊張しますが、最初なのでいつもにましてご反響をいただけるか期待と不安が交錯します。

来週の17日の金曜日に、加古川市から赤穂市までの全紙の朝刊でお届けさせていただきます。
posted by orangeknight at 12:20
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