社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2013年11月18日

台湾を少し違う目線で!

台湾旅行の想い出を少し違う目線で書かせていただきます。

ここに登りました。台北101という101階ある超高層ビルです。

日本の企業を中心としたJVで施工され、エレベーターは東芝製でした。

正確な数字はあれですが、下から95階くらいにある展望台へは約30秒でかけあがり、耳がツーンとなるくらいの高速エレベーターでした。

高さはこんな感じで、室内にいても足がすくみます。足場の上で作業された方は風がビュウビュウ吹く中恐ろしくないんでしょうか、僕なら座り込んでしまうだろうなと思いました。

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その展望台周辺階に設置されているのがこの制振ダンパーです。

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その大きさと、見せるようにもしていましたのでその美しさに感動しました。

ちなみに制振ダンパーとは、簡単に言いますと地震によって発生する揺れをこの球を逆方向に動かすことによって全体の揺れを減衰させようとする装置で、大きな建物では免震や耐震は事実上不可能なので制振という技術を採用します。

この球の制振力に加え、直径1500ミリの杭380本が地中80メートルの岩盤に打ち付けられ、さまざまな建設技術で倒壊しないようにされているらしいです。

すごいなぁと感じました。

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余談ですが、この若い男女のスタッフは女性の方が英語でこのダンパーを説明するテストのようなものを受けていました。

二人ともとても真剣に、そしてとても厳しく指導されていました。良い光景でした。

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最初に到着した台湾の南部の町「高雄」そこではほとんどそうでしたし、台北でも下町はそう、とにかく台湾は建築物に対してステンレスを信奉していると感じました。

店のシャッターから瓦棒(屋根です)、雨樋や板金の水切りなど多数です。

日本ではステンレス製というと急に金額が上がるんですが台湾ではどうなんでしょうね。その多さにはびっくりしました。

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寺にもたくさん行ったんですが、台湾人の信仰心の高さにはこれまた驚きました。いえ、日本人があまりにも信仰心がなさすぎるのだろうと感じましたし、これは戦後の教育によりそうさせられたんだろうなと思います。

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この寺での一コマです。

左官屋さんが修理をしていました。

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目地の詰め方は万国共通なんですね。

九份という鉱山の跡地でもおもしろいものを見つけました。

先日のブログでも書かせていただいた「千と千尋の神隠し」の湯婆婆のお風呂屋さんのモデルになったと言われてお茶屋さんです。

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瓦は日本のものと同じような瓦が用いられていたんですが、よく見ると「瓦止め」とか「ルーフ」と言われる施工がされていました。

それもめちゃめちゃ下手くそに…。

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瓦は原則並べているだけですから、年数が経過するとズレてきます。

それから雨漏りなどが発生しますし、地震対策などで施工するんですが、瓦と瓦をゴム状のシリコンで接続するんですが、もっときれいにうちではしていますし、瓦の高いところだけを施工しないと逆に雨漏りするんですが全部みっちりと止めていました。

うちの営業にはこれも一つの営業トークにしてほしいなと考えながら見ていました。

中正記念堂です。中正とは蒋介石のことです。すごく大きな建物で、階段が89段もありました。蒋介石が89歳で亡くなったからだとガイドの荘さんが教えてくれました。ちなみに階段をかけあがり、上で手を振っているのは僕です。

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建物内部には蒋介石の大きな像がありました。

天井材は全て台湾檜が使われているとのことです。

檜というのは日本と台湾でしか取れないんです。こういうふうに使える台湾檜は樹齢約2000年ものかららしく、そう思うと天井を見入ってしまいました。

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それと、この中正記念堂の警備員さんの建物の屋根ですが軽量瓦が使われていました。

セキスイのかわらUととても似ていて、こんなところにも同じようなものがあるんだなと感じました。

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僕の行ったところには一カ所だけ高級なホテルのトイレにウォシュレットがついていました。

行くとこ行くとこわざわざ大便器のほうをのぞき確認しましたが普通のところではありません。

ただ、自動洗浄はけっこうついていました。これは観光地などでは中国人が水を流さないででるから汚いからだと言っていました。

台湾にはうちがよく販売するLIXILやTOTOの便器ではないメーカーが多かったです。

もちろんウォシュレットやハイテクなトイレもありまして、HCGというメーカーが有名らしいです。

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形もタンクレスなところや下部のラインなど、日本のLIXILやTOTOと変わらずオシャレだと思います。水は6L洗浄らしいです。

ガイドをしてくれた荘さんの家には台所がないらしいです。

荘さん曰く「台湾、金持ち家以外台所ない。普通の家は外で食べる。朝も外でおかゆ食べる。お風呂はありますが台所は金持ちだけ。私いつも外で食べる。おー電子レンジとポットはあるよ」とのことで、家で料理をするという習慣がないそうです。

文化的なことやもう少し裏をとらないといけませんが(笑)キッチンが市場として大伸びの余地ありです。

あと最後に台湾ではこんなところにもいきましたし、こんなものがありました。

庶民的な食べ物屋さんでビールを飲んだんですが、なぜかジョッキとコースターがベンツでした。

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九份で昔映画館として使われていたという建物がありました。

名前が昇平でうちの会社にも昇平がいるので面白かったです。

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地下鉄にも乗りました。これが切符を売る機械と切符です。

切符はコインみたいで、中には磁器が入っていてまるでICOCAやnanacoみたいに(僕はどちらもみたことありませんが)かざすとピーっと反応し改札の扉が開きました。

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台湾はバナナやマンゴーなどのフルーツが有名です。

マンゴービールというものがありました。味は人生いろいろだと思います。

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ユニクロを始め非常にたくさんの日本のお店がありました。

当然ながら日本語で商品名など書かれていて、こちらでは輸入品なんだなと思いました。

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日本も数年前からタバコの箱には「吸うと癌になりますよ」的なことが書かれるようになりましたが、台湾はもっとエグいです。

肺がんの写真や歯が無くなってしまった写真が貼ってあるんですよ。この写真をみたら吸いたくなくなる以上に気分が悪くなるんではと思うくらいでした。

とにかく台湾、そして台北は勢いのあるところでした。

夜も人の数が減りません。とても良い機会でしたし、いろいろ感じるところ考えるところがありました。ありがとうございました。

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最後に、僕が一番行きたかったところです。総統府です。

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次回、僕がなぜ台湾に行きたかったかというところの思想的なところを書かせていただきたいと思います。

台湾に行けてそして台湾を感じることができ良かったです。
posted by orangeknight at 12:47

2013年11月16日

「アニキのニッポン論」を読みました

旅行中に読むために本を6冊持ってきました。

全てを読めるほど早くないのですが「あれ、持ってきたらよかったなぁ」とならないように待機している本を全て持ってきて気分で読む順を決めているんです。

その中の一冊「アニキのニッポン論」丸尾孝俊氏の著書を読みました。

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でたばっかりの新刊です。

でも多分、うちの社員の多くは今「あれっ!?」と感じているはずです。

そうなんです、一年前の夏に社員全員に良い本(僕の主観です)なので読むようにと、全員に配った前の本の続編みたいな話なのです。

アニキこと丸尾孝俊氏の持論を展開している本なんですが、実にコミュカルで読みやすく、切り口が斬新で気持ち良く、何より僕が普段大切に思っていることと非常にマッチするんです。


今回はまず「合理化の否定」を展開するところから始まりました。

もうその通りと感じます。この世から非合理がなくなったら人間味がなくなってしまいますし、物事を進めるうえで必要な無駄ってあります。これを理解し、許容しないと大局が見失われるという僕の持論と全く同じで且つ素晴らしい理論の展開でした。

人は必ず失敗もしますし、同じことを繰り返すのは歴史をみてもあきらかです。

そして、最近よく耳にする「思想の右傾化」ですが、僕もよく右寄りとか言われますが(笑)自分では真ん中、センター、標準だと思っています。それも同じ。

もう本当にわかりやすくまた新しい意見も書かれています。

前回の話で学ばせてもらった、人が生きるうえで必要なことは「少しでも良い状態にして次の世代に伝える」ということが今回も書かれていました。

良かったですし、もっと頑張るぞーと思えた本でした。


今回も勝手にですが社員全員に配ろうと読み終えて決めました。用意しようと思います。


皆さんも良かったら読んでみてくださいね!
















posted by orangeknight at 00:06

2013年11月15日

湯婆婆!?

楽しませてもらい、また大いに刺激を受けている台湾旅行も2日目が終わりました。


今日は台湾南部の高雄から、新幹線に乗り首都台北に移動しました。台湾の新幹線には全てオレンジのラインが入っておりとても親近感が湧きました(笑)。

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残りは台北のホテルに泊まり観光をするんですが、今日は日本統治時代の金鉱で有名な「九份(きゅうふん)」に連れていってもらいました。

山の上にある町なんですが、日本が治め鉱山を開発していた時代の面影を非常に色濃く残した町並み、そしてすごい人の数、活気でした。

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その一つの理由に、ここにある「阿妹茶楼」というお茶屋さんが「千と千尋の神隠し」の湯婆婆の油屋というお風呂屋さんのモデルではないかという説があるからだそうです。

真偽のほどはともかく、僕も建物を見た瞬間「たしかに雰囲気感じる!」と思いました。

昼間はこんな感じですが、夜は更に下の写真のように不思議なオーラを放っていました。

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こった作りで、確かにあの映画に出てくるあの建物の昼と夜のようでした。


その周囲に非常にたくさんのお店が軒を列ねているんですが、失礼を承知の上で「湯婆婆」を発見しました。

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「僕がブログで使うので写真を撮らせてください!」と頼むと、言葉を理解したか否かは定かではありませんが、気持ちよく撮らせていただきました。







posted by orangeknight at 01:41
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