社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2014年07月30日

建築のリスクの勉強会

昨日の夜は、オレンジナイトの顧問弁護士をしてもらっている木村先生を招き、勉強会をしました。

内容は「建築のリスク」です。

あらゆることを想定しておくということを法的な立場から教えてもらいました。

先生の言うリスクの数々、どれも心から頷けます。

昔の、そうですね、会社を始めた頃の私ではおそらく人ごととまではいかないまでも、そこまで自分ごととして受け入れられなかったかもわかりません。

ましてや顧問弁護士の必要性など感じてもいませんでした。

毎月顧問料を払い、ほとんど起きないそこまでの問題に備えるということに「もったいない」と感じる意識があったと思います。

しかし、今は違います。
この法治国家において、強い優秀なそして建築に明るい弁護士の先生が味方にいないと正直不安です。

余談ですが、消費者金融の過払い請求に励む大半のイマイチ弁護士の皆さんも、法に守られご飯を食べている。法治国家とはそういうものなのです。


私は今まで自身に直面してきたあらゆる事において自身で考えられる最大の想定をして臨んできました。

大きな問題になった時などはその瞬間のとっさの判断が命運を大きく分けます。

私くらいのレベルの人間でもここ数年の間に、いっぱつもらったら痛いなという問題はまま体験しています。

自慢ですがふりかかったトラブルは全て自分で対処し勝ってきました。

しかし、これからはそうはいかないと思います。

世の中上には上がいますし、賢い人はいくらでもいます。

備えておかないと一回のパンチの力が昔と比べて大きい問題に直面してきているのでいけないと感じます。

また、義理人情や理屈や常識だけでは裁判は勝てませんし、世の中、責任はすべからくお金であります。

そう考えていくとリスクには全員で備えないといけないという想いが非常に強くなりました。


でも思います。強く思います。

昨日も勉強会でも言いましたが、リスクを恐れてはいけないと。

リスクに挑まないとと。

リスクをオンすればするほどあらゆる事の想定が必要となります。

でも、人間が成長する大きな要素の一つにリスクに挑むという事があると私は考えています。

なぜリスクに挑むのかと社員のある者に聞かれましたがそう応えました。

夢とリスクは隣合わせ。


昨日の勉強会を活かし、みんなの意識が一層高まることを強烈に望みます。

またみんなの意識が高まらないといけないのです。

脚立に上がり、壁を塗装していたが脚立が倒れ職人が骨を折り、その脚立が下に停めていたお客様のクラウンのガラスを割った、というのが昔の意識。

今は、三階建ての戸建てを塗装工事させてもらっていたが、強風で足場が倒れ職人が一人死亡。その倒れた足場の下敷きになり通学中の小学生10人が死亡、5人が重軽傷。これが今求められるレベルの危機意識。

これが、マンションを一棟塗装中に足場が台風に煽られ崩壊、その足場がJRの線路内に入りちょうど来た新快速の先頭に直撃し電車が脱線、未曾有の事故、と言わばリスクは進化します。


こう考えるとわかりやすいと思います。

少し書きながらも怖くなりましたが、ビビらず、意識を高めて、リスクに挑み、備えていこうと思います。
posted by orangeknight at 10:55

2014年07月29日

家にブランコを作る

昨日、家にブランコを作りました。

とは言っても簡単なものなんですが、娘と息子と前から約束していたことをやっと実行しました。

私の家はリビングを吹き抜けにしていて、丸太の梁をみせています。

そこにロープをまわし、ブランコを作ってやると言っていたんです。かなり前から…。

ホームセンターに行き、ブランコのひもにするロープとブランコのイスにする積層の木を買いました。

そして、その木に穴を開けてもらいに近くの現場で仕事をしている大工の横山親方の所に行きました。

「よっしゃ!」とドリルの口径を合わせ、穴の場所をバランス良くはかりささっと開けてくれました。

写真 のコピー.JPG


夜、家に帰ってから横山親方に教えてもらったとおりロープを板に通し、梁にまわしブランコを作りました(私はそれしかしていませんが)。

写真.JPG


単純なものなんですが娘と息子はとても喜んでくれました。

キャッキャ言ってし続けていました。

写真 のコピー 2.JPG


仕事以外は全て後回しになる傾向があり、何もしてあげれてないんですが、久々にパパらしいことが出来良かったです。


よく考えれば、子どもが大きくなって小学生になり夏休みの工作とかあれば、誰か大工の親方に弟子入りさせ教えてもらえるなぁ。本職なんで全てが芸が細かく、その仕上がりは尋常ではないのでかなりのものができるなぁ、とか密かに考えてしまいました。工務店の特権です。












posted by orangeknight at 08:52

2014年07月28日

若い子は挑め

昨日の夜、高3になる甥と就職に関する話をしました。

彼は高校を卒業したら就職するそうで、今その選定の真っ最中とのこと。私に募集をしている会社のリストを見てと言ってくれました。

その用紙はいつも私が記入している用紙と同じ書式で、何か変な気持ちもしましたが、こうやって職を選んでいる人、探している人はみているんだなと感じました。

彼に何がしたいのかと聞くと「よく分からないが作ったりするような仕事のほうが好きかも」との事。

確かに、私が高3の時に将来何がしたいかなど具体的に描く事はできなかった。何がしたいかなどまだ分からないのが普通かなとも思いました。

夢はあるのかと聞くと「夢は無くなった」と何か意味深な発言をし、どういう基準で会社を選ぶんやと聞くと「将来の安定かな」と言う。

「転勤も嫌や、将来家をせっかく建てても住まずに単身赴任せなあかんかもわからんから」と言うのでそこから話が長くなりました。笑


しかし、そうですね、もっと若い子どもたちが希望を持つような教育が必要ですし、夢を持たせてあげないとかわいそうだと思います。

どうせ、大半の人が結婚したら小遣い制になり、好きな車にも乗れなくなる。家のローンにおわれ、払い終わったら60歳70歳。

それはそれで幸せで、かけがいのないものですが、若い子はもっと冒険してほしいし、挑戦してほしいなと思います。

今の日本の教育が何か大切なものが欠如し、マスコミや世間は自分のことを棚に置き他者を批判ばかりする。

もっと道徳の教育をし、愛国心を持たせ、いっそのこと18歳から二年間くらい徴兵制を敷けばよい。そうすることでおそらく心の優しい人間が、根性のある人間がたくさん育つと思います。

お金の教育もしたらよい。

現在はたくさん稼ぐ事は何か悪いことをしているような風潮もあるが、きちんとお金とは、経済とはというところから教え、株などの有価証券の原理も教育すべきです。


多くの若い子が「とにかくリスクがなく、自分がまず良ければいいし、お金がいっぱいほしい」と浅く考えている。

学校でつまらない数学や英語や理科(私の苦手なものばかりですが)などばかりに力を入れないで、そういう教育をしてほしいなと思います。

挑戦するぞというのが大切であり、失敗もしたらよいと思います。

私も挑戦しまくります。失敗しても諦めなければ終わりはきませんから、挑む事をやめたくないと思います。

社会に出たら分かることって多々あります。

甘かったと何回思ったことでしょう。

しかし、それで良いのです。

若い子はそうやって成長したらいいですし、世間知らずで生意気くらいの気概があってもよいと思います。


とにかくどんな仕事でもしてみればよい。不安な気持ちをもちろん抱えたまま、渦中に入りそこで揉まれて我慢して挑むことをやめなければ必ずみえてくる。

私自身そうやっていつかみえてくると信じてやっています。


posted by orangeknight at 10:18
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