社長の日記「つみかさね」

社長の日記「つみかさね」

2015年01月12日

20歳

少し肌寒いですが最高の成人の日、20歳を迎えた皆様また子供さん、お孫さんが成人となられた皆様おめでとうございます。我が子の成人、想像するに感慨ひとしおでしょうね。

思えば私の20歳のとき、何にも考えてなかったなぁと思います。

大学生でしたがアルバイトに明け暮れ、中古で買ったY32のシーマを改造し、ボボボボっという音をたてて走らせていました。

将来に対する不安はうっすらと常にあるのですが、特別に何か行動に移すでもない。

将来の夢はと言われるといつも「何か自分で商売したい!社長!」と言っているくせに何がしたいのか、何をしたら良いのかわからない。

今は、社会の役に立ちたい、少なくとも生涯をかけてこの世の中を僅かでも良い方向に導いて人生を終えたいと考えていますが当時は全くそんなことは思っていなかった。

生きる目的とは何かと聞かれても、20歳の私は答えに困ったでありましょう。「自分のため」とか言っていたかな。幼稚でした。


私はここ数年で一つ思ったことがあるんですが、私を筆頭に最近の若者は20歳にもなって幼いと思うのです。そして、それと同時に20歳の子はもっと大人となり得ると感じるんです。

もっと早くから社会に出てからのことを教え、考えさせれば彼ら彼女らはもっと成長するでしょう。

吸収の仕方が我々とは違いますし、私は若い子はもっと欲していると思います。

20歳前後で社会に出て、私はだいたい30歳前後でその人のポジションはある程度形成されてしまうと思います。

同じ職場であろうと転職しようとその人のポジションは20歳台、遅くとも30歳台前半に決まる。あとは自分の力よりも環境に左右されるので、良い環境に出会えるかどうかでしょう。

そうであると考えるので、若い子には歴史に学び、中学生くらいで元服させるくらいの教育をしてあげたほうが彼ら彼女らのためになると思うんですがどうでしょう。

今年は選挙権を20歳から18歳へと早める法案が出るらしいです。

今の自民党政権ですから通るでしょうし、良いことだと思います。


今、大河ドラマ「花燃ゆ」をやっていますが、かの吉田松陰はあれだけの思想を体系化したのは20歳台です。

亡くなったのが30歳ですからいかに濃い人生を歩んだか、またその門下生の活躍からいかに若いときに刺激を受けることが大切かが明白となっています。


戻れるなら、もっともっと熱い20歳を過ごしたかった。過ごさねばならなかったと考えます。

私も今からまだまだ燃えますので、若い方々には少々無茶でも激しく生きてほしいなと、安定などより夢をぜひおってほしいなと強く願います。

若いって素晴らしいことですね。












posted by orangeknight at 13:27

2015年01月11日

食べ物の異物混入

食べ物の異物混入の話題は先週朝からずっとやっていました。

ビニールが入っていた、歯が入っていた、コオロギが、とにかくいろんな物が入っていた!と。

私の個人的な見解ですが、そこまで騒ぎ立て、世論を煽り、この社会をなぜそんな世知辛い方向に導こうとするのか、非常に理解に苦しみます。

中国であったような腐った肉を加工して分からないだろうと、またコストを下げるためにするような行為はここでは論外、工場内に劇物や毒物を持ち込み、それを混入させるなどは犯罪であり全然違う。

工場で作ったものに体に異常の出ない程度の異物が「たまに」「稀に」入ることもあるんではないかと私は思ってしまいますし、そこまで騒ぐことでしょうか。

もちろん生産側は不断の努力でそういったことが無くなるようにしなければいけないでしょうし、それがメーカーの義務です。

私は生産する側でありますが、一消費者でもあるので思いますが「食べる側も、殺菌滅菌されて完全にピカピカのまっさらの魔法で生まれてきたような誰もがさわっていない商品を眼をつむってか、テレビをみながら食べている」ような事ではいけないですし、安心して食べればいいんですが、ここは実社会であり、いろんなことがあるという感覚を持たないといけないと思います。

魔法で、ハイッと出てきたハンバーガーなら何も入ってないですがそんなの漫画です。

実際は牛が草食べて育ち、それを食用にし、ミンチにし、ハンバーグにし、パンの間に色んなものを入れ袋に入り我々の元へ。

その間に数が多くなればなるほど必ず何かあるでしょう。

マクドナルドは全国に3000店舗以上あり、そこでいくつハンバーガーが売れているのか知りませんが、数百万個のハンバーガーから一つくらい毛やゴミや虫は出ますよ。

店側は出したらいけんませんし、その時はきつく叱られたらいいんですが消費者はそれは「勘弁してよ!」と怒った上で受け入れるのが私は本当に目指すべき社会だと思います。

生まれてから食べようとした白いごはんに髪の毛が入っていたことが無い人はいますか。

私など何回母に「毛ーが入っとう!!」と言ったかわかりません。でも死にはしませんし、病気にもなりません。

飲食店で働いたことがある方ならイメージできると思いますが、厨房は結構どこも汚いですよ。

毎日毎日掃除して、拭いて、消毒していてもゴキブリはいますし、冷蔵庫の取っ手は何か付いています。

私は昔ある回転寿司でアルバイトしていて、サラダをオーダーいただき持っていったことがあります。今でもはっきりと覚えています。サニーレタスを敷き、その上にポテトサラダを盛ったものです。

お渡ししてしばらくしてからその席の前を通ると「おい、兄ちゃん!」とその7〜8人のご家族の当時70歳くらいのおじいちゃんに呼び止められました。

いかめしい顔でサラダを私に見せ「おまえ、ワシが食う前に青虫が食いようやないか!」と笑ってお叱りを受けたことがあります。

その場は平謝りし、もちろん変わりをお持ちしましたが、後にも先にもそのご主人は笑顔でした。

厨房ではサニーレタスの葉を一枚一枚ちぎってから洗い、水をきってから冷蔵庫に保管していました。

虫がいたのは事実なのですが、最初からか途中からかはわかりません。

すみません、と思いましたし、次から洗うときは虫がいないかも確認するようになりました。


確率論ですましてはいけませんが、消費者は病気や死ぬようなものでないような時で、売り手がわけのわからない開き直りをせず真摯に謝罪したときは「しゃーないな」という感覚を持ち合わすことも大切です。

我々一人一人がそんな意識をなくし、魔法のごはんを食べているような錯覚に陥り、すぐに被害者になっているようでは誰もが言う世知辛い世の中は変わりません。

長くなりましたが、日本人は性善説で物事を考えますので時には甘いかもしれませんが、優しい社会を実現していたのです。我々の食生活が木の実をそのまま、魚や肉をそのまま食べるのではなく、人が手を加え、加工してそして料理して行うようになったのであれば、人生で一回や二回のあってはいけない食品のトラブルもきちんと見て食べて防ぎ、受け入れることもお互い様なのではないかと私は考えます。


posted by orangeknight at 17:11

2015年01月10日

おかげさまで退院致しました

快晴の土曜日です、先ほど私無事に退院させていただきました。

入院した時のあの状態と比べたら全く違いますし、なにかシャキーンと体に力がみなぎります!

入院した時から先生に「土曜日には退院できるように頑張るので仕上げてくださいよ!」と言っていたのですが、昨日の夜に「宣言通り行けそうですね!」と仰っていただけました。

朝に24時間つなぎっぱなしの点滴のチューブが体から離れたときの開放感!腕をグルグル回せるのは幸せなことです。

同じ病院に何ヶ月も入院していた父の気持ちも少しだけですがわかりました。

人は治るという希望があるから頑張れる、先がみえているからなにくそと思えますが、それが困難や長期間となったときやはり普通は心が病むであろうと。短期間の初入院でいろいろと考え、学んだこともたくさんあります。


最初はほとんどが食べられませんでしたが、病院のご飯はとても美味しかったです。

暑いもの暑く、温かいものは温かく、またその逆もしっかりとされ、味付けも十分なもので普段からでも食べたいと思うようなご飯も発見でした。

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先生も看護師も事務の人も、ご飯や掃除の担当の方も皆さんがよくしてくださいました。おかげで早く治りました。

会社のみんな、特に役員の平本や未来クリエイト課の課長の柴田には多くの気遣いさせました。

そしてもちろん妻にはいろいろと助けてもらったなと感謝しています。


明日から今度こそ完全に元気です!!!!!!!









posted by orangeknight at 11:44
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