2023年09月08日

ジャニーズの問題に関して想う

メディアはジャニーズ事務所の会見一色である。すごいもんだなぁと感じる。テレビが生放送なのだから。

 
昨日は移動中に15分くらいライブでテレビを観た。

あとは家でニュースを観た。

基本ネットは観ない。いや、ヤフーのタイトルのはたまに観る。なぜかYahooニュースがスマホ画面にお知らせとしてくる。

 
それはさておき、私はこの問題についてこう思っている。

 
また海外からの逆輸入か。恥ずかしい。

何が恥ずかしいのかというと、グローバルスタンダードな「思想」というものはなく、それが異なる外国の価値観でモノを言われるのが情けなく、国内で問題提起しないことに恥ずかしい。

 
そして、一番にこう思った。

 
昔からうっすら言われていたよな。一般人の自分がうっすら知っているのだから、近くの人はみんな知っていたはずだ。

 
また、戦国時代みたいだと感じているし、そんな感覚もあったと思う。

 
どんな感覚か。

 
それはこんなこと。

 
ただ、あくまでそれだけではなく、売れているのは考え方をはじめとする実力だ。紛れもない。

努力、そして運から礼儀、いろんなことをやりきったから、アイドルになっていることは間違いないとも思っている。継続できているのは売れたことよりすごいことだし。

 
 
戦後時代、今の大河ドラマ「どうする家康」、毎回楽しみに観ていますが、井伊直政の役をしている板垣李光人さん、可愛らしい男性ですよね。なぜ彼をあの役にキャスティングしているのか。

 
それを言いたい。

 
それは井伊直政が徳川家康の小姓からの出世であるからだ。

 
多くの人が「小姓」という仕事、というか役割や名称は知っている。しかし、何をミッションとしていたかは知らない。それは陰(いん)な部分があるからではないか。

小姓は殿の身の回りの世話をする。

秘書的役割もする。

そして、夜の相手もするのだ。それが小姓である。年齢にして13歳くらいが多いとされている。

 
なので板垣李光人さんをキャスティングしたのだろう。そのイメージだから。

ちなみに「どうする家康」本能寺の変で、最高にカッコいい岡田君扮する織田信長と、一緒に最後まで戦った森蘭丸(最近は森乱とされる。大河でもそうだった)も小姓であるし、役柄の俳優も名前は覚えてないが美男子をキャスティングしていた。あえてそうしている。

 
井伊直政は数年前の大河、柴咲コウが演じていた「おんな城主直虎」に育てられた人間だ。直虎はピンチヒッターであり、嫡男であった直政が小さかったから城主になったのだ。余談だが。

 
井伊直政はドラマにもあるように家康に引き立てられ、小姓になり、可愛がられ、人一倍出世した。もちろん能力も高かったのだろうが。

 
小姓に限らず、日本に平安時代からある男性と男性の肉体関係を男色(なんしょく)という。

 
明治時代まであったその文化、表立って「あれはワシの彼氏だ」とか言うことはなかっただろうが、その陰の部分は公然の秘密みたいなものであった。また、戦国時代は武将のたしなみ的要素はあった。

もっと言えば、それは「衆道(しゅどう)」と言い、主君と家臣の最高ランクの結び付きというか、肉体関係にあるのだが、それが背景となり、体以上に精神的な繋がりを重視する契りみたいな文化であった。

 
感覚としては「何もかもワシの捧げてくれているこの子は絶対に良いようにしてあげたい」また「殿にご満足いただけることが私の本望。忠誠をお誓いします」であろう。

間違いなくそこに出世のためにという小姓らの想いはないのである。その関係性。

 
 
武士道が好きなので、このあたりはすごく熱弁を振るってしまうが、そんな慣習があったのだ。

 
前田利家も織田信長の小姓だったし、直江兼続も上杉景勝の、石田三成も豊臣秀吉の小姓からの出世である。

 
井伊直政は「徳川四天王」の中で最終的に最も出世した。

彼の子孫は、それ以来江戸時代の間ずっと幕府の要職だったし、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼は大老にまでなっている。

言わばこれは直政がいたからである。間違いない。

 
 
なぜ、ジャニーズで売れている人で、ジャニー喜多川と男色にあった人はいわゆる「被害者」になっていないか。

 
それは前述のような関係性にあったからではないか。被害と思っていないのだ。

 
売れている人がみんなそのような関係にあったとも思えない。しかし、その関係になり、デビューし売れた人もあるだろう。

 
私はそんな関係が悪いことだとも、おかしいことだとも、ましてや汚いことだとも思わない。全然。

 
むしろ、素晴らしいくらい思うのだ。カッコいい。

 
今の日本は清廉潔白を求めすぎである。

 
歴史や偉人、全て陰な部分はあるのだ。そんな聖人君子が大したことを成し得るはずがない。

 
例えばキャバ嬢でも枕営業してナンバーワンになったという話も聞くが、私に言わせれば「アホかと、結果が全てであり、それをやりきって掴んだのも実力である」といつも思っている。

 
あらゆることにおいて、他人に迷惑をかけなければどのようなことをしてもいい。それをどれだけしきれるか。

 
だいたい、批判する奴はそれをしきれない人間であるのだ。

 
 
また話はそれたが、そういう観点でこの問題を感じたし、観た。

 
独特な空気感、慣習がジャニーズにはあったのだろう。

 
衆道にもその密度、濃度は人により異なるし、戦国時代でも小姓だからと言って必ず出世できたはずがない。

 
人間社会、何事も途中で脱落する者がいる。それが世の常だ。

 
うまくいっている人間は過去を否定しないし、その逆は肯定などしないものだろう。

 
 
そんなふうに思っている。すごいレアな意見かもしれませんが、そんな文化は事実日本にはあった。

 
キリスト教であるBBCには分からないだろう。グローバルスタンダードな思想なんかないから。

 
なので、逆輸入させるのが情けないと思う。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 16:11
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