2023年05月14日

先進的窓リノベ事業の補助金はこれからこうなる

先進的窓リノベ事業の補助金、リフォーム業界では、もう間に合わないとか、今から受け付けたら補助金がもらえないとか、さまざまな憶測、意見が乱れ飛んでいます。

 
私の今日時点での見解はこうです。

 
先進的窓リノベ事業、予算が1000億、実質今年の2月くらいから始まった大型補助金ですが、窓リフォームの潜在ニーズを一気に顕在化しました。

 
顕在化されたのはエンドユーザーだけでなく、我々売り手も同様でした。

 
事実ここまで反響があるなんて考えなかった。というのがスタンダードな人の現場の感想ではないでしょうか。

 
オレンジナイトでは、窓に注力して1月から販促したところ、これが予想以上のヒットとなりました。

補助金などの世の中のながれの力を大きく感じたわけではあります。

 
そんな私が今日現在思っていること。

 
 
それは「この補助金はそこまで早々には無くならない」です。

 
 
確かに内窓は納期が3ヶ月で、なかなか入荷日もメーカーから示してもらえない状況となっています。

 
今日受注し、発注しても8月の工事となるわけです。

環境省のホームページから、1日に1%の予算が消化されていると言われていますし、事実現在はそうなので、誰が計算しても3ヶ月後にはお金は無くなっていることになります。

 
なので、今から受注したら危険だと先月、早いところでは3月末で、各社窓の補助金を狙った工事の受注停止に舵を切ったということです。

 
普通に考えたらそうでしょう。

工事をして、補助金が出なかったら施主様に必ず「補助金を当てにして工事をした。その分払ってよ。もしくは差し引いてね」と言われます。

 
絶対に補助金が出ると話をしての工事契約ならそう言われても仕方がないでしょう。

それがリスクなので受付をやめる。企業としてはそれも選択肢の1つでしょう。

 
 
ここから先は勘です。直感。

 
予算はこのペースでは無くなりません。

 
現在申請がラッシュしていると思いますが、それももうすぐ佳境を迎えます。

 
来月くらいからは1日1%の予算の消化は鈍化され、減りが鈍くなります。

 
なぜなら受注の絶対数が極端に減っているからです。

 
これは現場の最前線にいるから、そして広告を作っており、反響を毎日感じており、当然サッシ屋さんやメーカーから情報を得ているからくる勘です。

 
 
また、オレンジナイトでは、次のチラシには窓は載せていません。いや、載せないことにしました。

 
なぜなら風が止んだからです。

 
「窓をリフォームしたら補助金が出る。それもすごい額が」の風が止んだからです。

 
止んだからこそ、今から受注しても間に合いますが、風がないので、受注に注力する方が労力がかかるのでやめるのです。

 
そして、夏くらいからまた窓、やろうと思っています。

 
 
予算は消化されないと来年度はお金を回してもらえません。

 
夏くらいにメーカーを始めとして、みんなそれを感じ、予算の消化のために「まだ間に合うから窓を売ろう」と再度風を起こします。

 
その時にまたやろうと思っています。おそらくその時にもまだ40%くらいの予算が残っているというのが私の見立てです。

 
今回の予算、その40%の予算はそれこそ早いもの勝ちとなるでしょうし、バタバタバタと消え失せるでしょう。それが秋です。秋祭りくらいから晩秋です。

 
 
さて、どうなることやら。戦は戦略、戦術がほぼでしょう。でも、運とか勘がないと勝てません。

 
結果がそれを教えてくれると思いますし、興味深いと思っています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 13:08
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