今日みどりの日は、小林よしのり先生の「ウクライナ戦争論2」を読みました。
奇しくも昨日は憲法記念日。
小林先生は憲法学者の長谷部恭男氏が唱えており、元はジャン=ジャック・ルソーの説として「戦争において攻撃の対象となっているのは、敵国の統治形態を変えること」と紹介しており、今の言葉で言えば「相手国の憲法を書き換えること」と言っている。
「戦争の最終目的は相手国の憲法を書きかえること」
なんと端的な。
この1文でしばらく考えさせられた。
私は元々改憲賛成派であり、賛成というか、ぜひそうでないといけないと思っているのでありますが、この言葉に接し、ますます真の独立を成し遂げるべきという想いは上塗りされた。
この本において、著者が一番言いたいことは、戦争においても自分の頭で考えろということだと思った。
自分の頭で考えないと、プーチンのような独裁者の暴走を是とする思考に至る恐れがある。
現在の日本は、日本人は、表面上だけの情報で操作され、大勢の意見以外は排除し、叩き、許さないという風潮がある。
終わりの方に書かれていた。なんでもフィンランドではロシアからの有事に備え、18歳以上の男子の兵役はもちろん、予備役は60歳までとされているらしい。有事の動員可能兵力は28万人だと。
また、主要な建物では全て地下シェルターの設置が義務付けられ、全国に5万4000箇所の施設があり、全人口の8割がいざという時には収納できるらしい。
最大の関心はここだった。
子供にはメディアリテラシーの教育がされており、
「ミスインフォメーション」(情報としての質が低い、または誤情報)
「ディスインフォメーション」(意図的なデマ、捏造情報)
「マルインフォメーション」(他を攻撃する意図を持つような情報)
の3つを見極める能力を養成しているということだった。
平時からそうやって備えているのだ。情報というカテゴリーにおいても。
日本は残念ながらここが出来ていないから、すぐに間違えた情報をはじめ、扇動、噂話やデマゴーグにひょいひょいと乗る。
それぞれが思想を持たず、すぐに分からないからとか、専門家が言っているからと、各自が思考停止をしてしまう傾向にある。
そうではいけないよな。もっと自分で考えないと。
今回もたくさん勉強になりました。
決してよその国のことではなく、明日は我が身だと真剣に想わないと。
あくまで自国の防衛だけに徹するゼレンスキー、私も英雄だと思っています。
そうよ、国が真に独立する時には必ず英雄が誕生する。それが歴史だと。
確かこれは「ウクライナ戦争論」の1に書かれていた事だ。
2023年05月04日
「ウクライナ戦争論2」を読みました
posted by orangeknight at 20:10
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