先週、第168回芥川賞が発表されたので、その前にと思い読みました。167回の芥川賞作品「おいしいごはんが食べられますように」。
才能っていうものは事実存在し、私の一般レベルであろう文学的それにおいては、いつも直木賞とか本屋大賞の方が共感できるの。
しかし、今回はタイトルがまろやかだったので自分に期待したが、やはり芥川賞の本質まで到達できた感じがしなかった。
実際に権威ある賞をとっているので、この本を芥川賞やなって感じた方々のその感じ方を味わいたいなぁと率直に思う。
職場ではよくある光景であり、いるよなぁこんな人、あんな人と、多くの方が感じる作品だと思う。
なぜに二谷は芦川さんと付き合っているのか。2人はどんな話をするから必要としあっているのか。
押川さんはそんな2人の関係を知りつつも二谷とごはんを食べに行く。共感できる人間関係、そして理解できない同じくそれが交錯する。
みんな心の底ではタイトルにある、おいしいごはんが食べられるようにと、日常に価値観が反映し、行動しているということか。でもそうだと思う。
夜に一杯飲むために〜というのもその1つだろう。幸せを感じ、求める。
でも、どういうところが芥川賞なのかを分かりたいなぁと思った作品でした。決して本作品がどうとかではなく、評価されるものを同じように感じたいという欲求があります。無念。
2023年01月22日
「おいしいごはんが食べられますように」を読んで
posted by orangeknight at 10:10
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