2016年10月09日

賃貸住宅新築をすすめるのは正義か

家の近所でハイツがまた建ち出しました。だいたい8戸の2階建て。

 
私の家の近所は区画整理されたところなので、建物は戸建てからアパートからお店から、昔ながらの地域に比べ新築されていくペースは早い。

 
 
私もその中の一員ですが、昔はこの辺りは一面田んぼと荒れ地だったのに、昨今どんどん建物が建っていく。

 
家というものに関して、私は今の仕事をして経験上こう思っています。

 
「一生かけてローンを払い、払い終わって晴れて自分のものとなった頃には寿命がくる。せめて子供に残せたと思うのが親心ですが、子の方は既に別のところに居を構え、親が亡くなってしばらくしたら親の家は売ってしまう。そして、その子も同じようにローンが終わった頃に〜」

 
人はなぜそんな高いものを買い、一生かけて払うのか。

 
もっとも所有している喜びはあります。自分の家だと。そして、それを自由にできる点も賃貸では得られない満足度でしょう。

 
しかし、代々受け継ぐのは私は現在の社会の仕組みでは難しいと思いますし、それは国の施策となっています。

 
親から子に資産を受け継ぐのは難しい。お金持ちの親から子にしか資産は受け継がれないようになっているのが現状です。

 
地主さんは先祖代々と土地を子に残してあげようと冒頭のハイツを建てています。近所でも。

 
現在アパートの建設は全国的にすごい伸びです。

 
最新の7月の新築住宅着工は、これだけ新築が少ないと言われていながらも賃貸住宅に関しては対前年111、1%の強烈な伸びを示しています。成熟した市場でのこの伸びは凄まじい。

 
昨年に相続税が増税されたからでしょう。

 
全て国の思うように我々庶民は動きますが、その中においてきちんと自らを守る知識をつけ、判断をくださないといけない。

 
私が土地を持っているなら賃貸住宅を今から建てません。相続税対策で建物を考えるのであれば、中古を買うか店舗です。

 
続きます

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 15:31
ページトップ