毎朝出社したらメールをチェックする。
数が多いので、PDFで確認しないといけないようなものや、読みながら考えないといけないようなものは、まず「メールありがとうございます。確認させていただきます」などと、中身はともかく、メールを送っていただいたことを認識しましたという趣旨を返信する。
そして、ひと通り流してからじっくりと読むべきものは読み、返信をしている。
そのメール群のなかに、某卸会社の柴田さんと松下さんのものはほぼ毎朝の頻度で存在する。
なぜなら彼らはオレンジナイトの有力な仕入れ先の担当者であるからだ。
彼ら無くしてうちの商いは成り立たず、私も客という意識などなく、パートナーだと心から思っている。
この2人、それぞれにタイプが違う。
まず柴田さん。年下なので柴田と呼ぶが、彼はセンスの塊である。
センスの塊が努力して、朝早くから夜遅くまでやっているのだからそれはなかなか敵わない。
彼は相手の欲する気持ちとか、タイミングを分かっている。商品の提案もしてくるが、何よりも心を満たしてくれる営業ができているので大好きだ。
最近でも素晴らしいなぁと感じたことは多々ある。
まずシャワーのリファ。ウルトラファインバブルのやつ。
これを私のお客様が欲しいと言われたので、柴田に入荷できるか聞いた。
当初、入れたことは無かったようだが、すぐにルートを確立し、今ではあの会社のフィットフット2まで全部入るようにし、それを一覧にして営業にまわっている。数週間の出来事だ。
また、彼は年間数億円も売っているトップ営業マンに関わらず、1週間のうち、何か提案を持ってこなかったことがない。忙しいだろうにすごい。
コロナ中も対面でガンガンきた。当然彼は私がコロナは当初はインフル以下、風邪以上。今は風邪であるという持論を展開しているのを承知してのことである。
数億円も売っているのに、私が要望した2〜3万円のレンジフードをその日に調べ、カタログまで取り寄せ、夕方に持参してくれる。実質15000円くらいの売り上げにしかならないのに。素晴らしい。そして、申し訳ないとも感じた。
メーカーの営業マンが新任に変わったとき、連れてくるときは事前に「魚住はこんな人だから」とレクチャーしている。そして、私がその担当者と話をしている時もずっと私の顔を見ている。
これが多くの人は出来ないし、しない。まず、こんなふうに接しなさいと言ってあげておいた方が物事が上手くいく。
私は声が小さい、目を見ない人は初対面でイマイチと感じるし判断する。長く付き合う上で、何より大切なのは約束を守ることだと考えている。言ったこと、期日、そして時間。価格の安さではない。そんなタイプだよと軽く言ってくれている方がスムーズだ。
また、話をしていない柴田がこちらをずっと見ているのは優秀な人の典型的な証である。
銀行でも商社でも、学歴はあってもさほど能力が高くない人は山のようにいる。
話をしている人の横で違うことを考えているのか、興味がないのか、ボーッとしている。だいたいそうだ。優れた人は自分ごとのように聞いている。急に振っても必ず回答するし。
まぁ、まだまだあるが素晴らしい営業マンだ。とにかくタイミングを察してくれる。
ゴルフをしていても気が利くし、ご飯を食べても気持ちが良い。人間性がそもそも良いのだろう。
冒頭も書いたが、そんな人が朝も早よから夜も遅くまで、そしていつでも携帯が繋がる。
見習う点は本当に多い。
松下さんのことは後で書こう。柴田のことを書いていたら熱を帯びてきて結構長くなった。時間がなくなってきた。
今日もやりきります。
2022年06月17日
毎朝メールに登場する2人 前編
posted by orangeknight at 07:55
-
Twitter
-
最近の記事
- (06/17) 毎朝メールに登場する2人 前編
-
過去ログ
- 2024年11月 (25)
- 2024年10月 (35)
- 2024年9月 (42)
- 2024年8月 (30)
- 2024年7月 (40)
- 2024年6月 (41)
- 2024年5月 (35)
- 2024年4月 (42)
- 2024年3月 (53)
- 2024年2月 (39)
- 2024年1月 (37)
- 2023年12月 (40)
- 2023年11月 (35)
- 2023年10月 (33)
- 2023年9月 (39)
- 2023年8月 (36)
- 2023年7月 (37)
- 2023年6月 (42)
- 2023年5月 (32)
- 2023年4月 (31)
- 2023年3月 (38)
- 2023年2月 (32)
- 2023年1月 (31)
- 2022年12月 (36)
- 2022年11月 (34)
- 2022年10月 (28)
- 2022年9月 (27)
- 2022年8月 (30)
- 2022年7月 (32)
- 2022年6月 (40)
- 2022年5月 (21)
- 2022年4月 (34)
- 2022年3月 (40)
- 2022年2月 (31)
- 2022年1月 (34)
- 2021年12月 (35)
- 2021年11月 (32)
- 2021年10月 (34)
- 2021年9月 (39)
- 2021年8月 (35)
- 2021年7月 (42)
- 2021年6月 (30)
- 2021年5月 (28)
- 2021年4月 (30)
- 2021年3月 (29)
- 2021年2月 (34)
- 2021年1月 (37)
- 2020年12月 (38)
- 2020年11月 (38)
- 2020年10月 (36)
- 2020年9月 (32)
- 2020年8月 (36)
- 2020年7月 (34)
- 2020年6月 (36)
- 2020年5月 (39)
- 2020年4月 (43)
- 2020年3月 (40)
- 2020年2月 (36)
- 2020年1月 (34)
- 2019年12月 (37)
- 2019年11月 (28)
- 2019年10月 (30)
- 2019年9月 (43)
- 2019年8月 (33)
- 2019年7月 (34)
- 2019年6月 (34)
- 2019年5月 (25)
- 2019年4月 (29)
- 2019年3月 (37)
- 2019年2月 (34)
- 2019年1月 (28)
- 2018年12月 (32)
- 2018年11月 (31)
- 2018年10月 (34)
- 2018年9月 (37)
- 2018年8月 (29)
- 2018年7月 (39)
- 2018年6月 (40)
- 2018年5月 (34)
- 2018年4月 (35)
- 2018年3月 (34)
- 2018年2月 (25)
- 2018年1月 (31)
- 2017年12月 (29)
- 2017年11月 (31)
- 2017年10月 (30)
- 2017年9月 (33)
- 2017年8月 (39)
- 2017年7月 (39)
- 2017年6月 (35)
- 2017年5月 (40)
- 2017年4月 (42)
- 2017年3月 (34)
- 2017年2月 (41)
- 2017年1月 (41)
- 2016年12月 (40)
- 2016年11月 (35)
- 2016年10月 (37)
- 2016年9月 (43)
- 2016年8月 (49)
- 2016年7月 (38)
- 2016年6月 (44)
- 2016年5月 (46)
- 2016年4月 (41)
- 2016年3月 (43)
- 2016年2月 (41)
- 2016年1月 (43)
- 2015年12月 (43)
- 2015年11月 (45)
- 2015年10月 (41)
- 2015年9月 (36)
- 2015年8月 (36)
- 2015年7月 (33)
- 2015年6月 (23)
- 2015年5月 (30)
- 2015年4月 (34)
- 2015年3月 (38)
- 2015年2月 (26)
- 2015年1月 (27)
- 2014年12月 (28)
- 2014年11月 (31)
- 2014年10月 (20)
- 2014年9月 (21)
- 2014年8月 (21)
- 2014年7月 (26)
- 2014年6月 (23)
- 2014年5月 (21)
- 2014年4月 (22)
- 2014年3月 (22)
- 2014年2月 (21)
- 2014年1月 (20)
- 2013年12月 (22)
- 2013年11月 (22)
- 2013年10月 (22)
- 2013年9月 (26)
- 2013年8月 (25)
- 2013年7月 (27)
- 2013年6月 (31)
- 2013年5月 (31)
- 2013年4月 (35)
- 2013年3月 (33)
- 2013年2月 (29)
- 2013年1月 (38)
- 2012年12月 (30)
- 2012年11月 (35)
- 2012年10月 (34)
- 2012年9月 (35)
- 2012年8月 (30)
- 2012年7月 (39)
- 2012年6月 (29)
- 2012年5月 (31)
- 2012年4月 (38)
- 2012年3月 (33)
- 2012年2月 (29)
- 2012年1月 (27)
- 2011年12月 (24)
- 2011年11月 (31)
- 2011年10月 (25)
- 2011年9月 (27)
- 2011年8月 (26)
- 2011年7月 (42)
- 2011年6月 (2)