こちらの写真は、今日お風呂の工事を受注したお客様のおうちです。

以前からのお客様で、昨日ふらっとお風呂を工事してほしいとやって来られたので、プランを作成し、またお世話になることになりました。
お歳はご主人様が80歳、奥様はもう少し下だと思います。
今まで頑張ってこられ、お金もあるし、悠々自適な生活なのに、このお風呂を40年以上使ってこられたのです。
お世辞にも広いとは言えませんし、寒いでしょうに。「まだ使えるから」と使ってこられた。
5年くらい前にトイレをさせてもらった時から「こう少し先で、お風呂をしてもらいたい」と仰っていたんです。
私はお客様に「今から20年はまだお使いになられるんですから、少々費用はかかりますが、外壁をぶち抜いてお風呂を外に出して大きくして、足を伸ばせるようにしましょう。一層今からの人生を快適にお過ごしください」と、増築してのシステムバス工事を提案しました。
お客様は「ええようにして」と言われました。
確かに金額の大きさ、儲けも大切ですが、それだけではありません。そんなものは正しい営業、正しい商売をすればついてくる。勝手に。
何より私は、私がここで担当で、こういう提案をして良かったと思った。
するしないはお客様が決めること。
私の役割はより快適な毎日を送っていただけるよう提案すること。決めるのはお客様なので、できる限り良い選択肢を与えさせていただくのがミッションです。
ここで私が「お風呂が狭いのでシステムバスは無理です。浴槽だけ入れ替えますか」と言っていたら間違いなくこのお客様は「任せるよ」と仰っている。
恐ろしいことだ。
いつもそんな風に思って仕事をしているのですが、この仕事って人の人生を多少なりとも左右するし、毎日の生活に影響を与える。
昔の人は今の人と違って我慢もするし、特に贅沢に憧れもない。歳をとればそれは尚更かもしれない。
今まで頑張ってこられたのだから、ご高齢な方ほど快適な設備を使われたらいいと思う。
そして、お金があるなら自分たちのためにぜひ使って、より毎日の暮らしやすさを買えばいいと思う。
そのためにきちんとした提案、私利私欲に走らない営業、そして思いやりを持って取り組まないといけないと思う。
リフォーム 。すごい重要な仕事をさせていただいている。
私40歳代は何不自由なく育ち、生きてこれた世代。
不自由が多めにあって過ごされ、生きてこられた世代のお客様へはそんな風に思う。
段差がなくなり、入口も今より入りやすいドアになり、手すりも3ヶ所に付ける。もちろん浴槽は人造大理石にしておいた。
浴室換気乾燥暖房機も「冬場にお風呂に入られる前にお使いください。今までのヒヤッとした寒さは無くなりますから」と言った。
窓ももちろんペアガラス。増築するのでサッシごと新しく。
浴槽も浅くなったら出入りしやすいでしょう。
工事後に「ようなったなお母さん」とか、ご夫婦で会話をしていただけるようになれば嬉しいです。