2021年03月01日

新川帆立さんの「元彼の遺言状」を読みました

第19回「このミステリーがすごい!」大賞の「元彼の遺言状」を読みました。

 
 
元彼の遺言状

 
 
主人公である弁護士 剣持麗子の一人称で展開される物語でありました。

 
彼女が日常から非日常へ、そしてまた日常へと帰っていく数ヶ月間の出来事。

 
 
大手製薬会社の御曹司である森川栄治は主人公の元彼、殺された彼の遺言状を巡ってのミステリー作品です。

 
「お金が何よりも大切よ」という主人公の若い感情がきめ細やかに描写されていて、私は何よりそこに好感と人間味を感じた。

 
もちろん殺人事件においては予想外の展開が面白かった。作者の描いた構想を全く読めなかった。

 
まさか彼らが絵を描き、真犯人が別のあの男だったとは。

 
 
血縁がテーマであったようにも感じた作品でありました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 21:13
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