2020年12月14日

上司が存在する立場の人へ

部下が自分と同じようにしてくれる。これは上司にとってはこの上ない喜びであり、満足であります。

 
親方でも同じでしょう。自分と同じように振る舞い、仕事をする弟子はかわいいし、嬉しく感じる。

 
ところが、部下の立場になったらこれを考えない人が意外と多い。

 
承認欲求はあるのですが、なぜ上司が認めてくれないかが分からない。

 
答えはすごいシンプルで、自分と同じようにしていないから認めれないだけなのですが、それが多かれ少なかれ理解出来ないのでしょう。

 
世の中すべからく組織において、仕事がバリバリ出来る事も大切であるが、出世する人は上司と同じ考え方、判断、行動をしている。だって組織の出世は上司の決裁がいるから。

 
そうでなく出世している人は自分で会社を起こして自分で仕事をとってきている。

 
極論この2択であるように思います。

 
 
 
私はサラリーマンのとき、当時の上司である本部長のコーヒーを毎日入れ、灰皿も毎日用意した。

灰皿は朝一出社してすぐに机の右側奥へ置いた。コーヒーは本部長の車のエンジン音が聞こえ、停まってからコーヒーメーカーのスイッチを入れた。

 
砂糖はスティックの半分、ミルク無しで先に入れておいた。これは尋ねました。

灰皿はいつもそこに移動されていたのを覚えたのでそこへ置くようにした。喜ばれてからは灰皿の中にはコーヒーを入れた後の粉を乾かしたものを敷いた。香りが良い。

 
そこでその好みは私しか知らない。私も、すみませんが他の人には教えない。

 
喜ぶポイントから怒るポイントまでを理解し、事前に考えて動いた。当然お客様への対応から職人、現場への考え方も同じになろうと理解に努めた。

 
人によってそこは全然違う。大切なのはその上司に合わせることだとなぜか23歳で分かっていた。

 
 
上司と同じようにすること、考えることは素晴らしい自分への承認となり、権限ももらえる。同じことをしでかしても怒られなくもなる。任される仕事はみんなの数倍。私はチラシも担当させてもらった。

 
お客様へも同じで、お客様も千差万別。全てそのお客様へ合わせてきた。当然めちゃくちゃ売れた。当時のことを知っている人なら誰も否定しないでしょう。

 
お客様の満足されるポイント、気分を害されるポイントの理解こそ、リフォーム業で「あなたに任せて良かった」と言ってもらえるかどうかを大きく決定する要素であることは間違いない。

 
 
もっと承認されたいと思う人は、上司とか職場の環境などのせいで自分が認められないと考えるのではなく、まずそこを根本的に考え直してみるとガラッとまた新たな世界がみえると思う。

 
 
部下を持ち、上司になったとき、自分のことをイメージし、同じ判断をしてくれる部下ってこの上なく大切に思うもの。

 
そんな人は信頼するのが普通です。

 
 
信頼されたら仕事って非常にやりやすくなるものです。上司が存在する立場である以上は。

 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 17:54
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