なぜか50歳代以下の建築関係の職人は、知人の年上の職人を「〇〇君」と呼称する。
100%ではないが、かなり高い確率で「〇〇君」と言う。
私の常識では、君付けは年下に対する呼称なのですが、職人は年長者に君付け、年下は呼び捨てであり、決して君付けはしない。
まるでジャニーズ。昔からおもしろいなぁと思っている。なんで先輩に君付けなのと。
もともとヤンキーが多いからか。また40歳、50歳代の青春時代の不良系漫画の影響かと私は分析する。
そして、そいういえばと思う。私にも君付けする年下がいると。
私が大人になって知り合った年下の知人が私に「魚住君」と言ってきたらおそらく私は怒る。誰が君だ、バカにしてるのかと。
しかし、幼馴染の後輩が「魚住君」と今でも言う。それに対して何の違和感もない。むしろ急にさん付けしてきたら何かしらじらしいと思うだろう。
特に落ちのない話ではありますが、君付けはあるときは敬意を込めて、あるときは親しみを感じ、そしてあるときは年下や部下という意味を含めて使われる。
日本語が難しいと言われる所以のような表現ですが興味深い。
身近で職人が年上の職人に対して「〇〇君」と言っているのを聞くたびにおもしろいなぁと思います。
2020年11月15日
君付け
posted by orangeknight at 20:02
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