
この本の内容は、テレビドラマのもう少し昔の半沢直樹の大阪での出来事を描いているものでした。
ドラマでは敵は国家権力にまで大きくなりましたが、アルルカンと〜では、原点である銀行内、また取引先との攻防がつづられています。
池井戸潤さんの本は以前「下町ロケット」を読みました。映画では「七つの会議」を観ました。どちらも面白かった。
しかし、半沢直樹のシリーズを本で読んだのは初めてです。
感想は「そら、ドラマであれだけのブームになるな」です。
第何章の中の1とか、2とかの区切りの場面転換の速度が速い。まるでカメラが切り替わるような速さを多用しているのがうまい。引き込まれる。
そして芸術というテーマを一貫して描かれていた。そうやって最後に繋ぐのかと嬉しくなった。これが率直な想いです。
作中ではアルルカンとピエロと呼称されている絵画たち。なぜ本のタイトルでは「アルルカンと道化師」にしたのか。
気になりながら読み進めましたが、それは終わり間近の342ページ「狡猾なアルルカンにも、純真なピエロにもなれない、名もなき道化師です」という登場人物 仁科讓の罪悪感にあると私は感じました。
半沢直樹みたい仕事をするぞと今日も思いました。ぜひ読んでみてください。