2012年04月15日

験かつぎ

勝負師は験をかつぐ人が多い。営業マンや商売人もえてしてそういうものです。

僕も色々気にはしますが、最近は極力その数を増やさないようにしている。

昔は契約を頂いた日に通った道、ネクタイ、パンツ、カッターなどは次のここ一番という時には必ず使用しました。

その験かつぎが成功し続ける限り繰り返しました。

営業に回る方角、食べ物から飲み物から果ては彼女と会う、会わないまで(独身時代の話ですよ)こだわりました。

気付いた頃にはその数が多くて生活に支障がでるほどでした。

それが実際はどれくらい影響しているのかはわかりませんし、ほとんどないのかもわかりませんが、僕は目に見えない力というモノを信じていますし、後で後悔したくないのでこだわっていました。

ただ、いつの頃からか数の多さに疲れ、その数を減らすようにしたんです。

気にしないのは性分として難しいので、ひらめいたのはわからなくする事、ふと忘れてしまう事。

どうしようもない事は今もこだわりますが、服装は験かつぎを克服しました。

それは同じものを着ることです。同じメーカー、同じ商品、同じ色、これではさすがに区別がつきません。

という事で僕はいつも黒い靴下、黒いパンツ、夏と冬の二種類のシャツを身に付けています。

さすがにネクタイはそんな訳にはいきませんので、ネクタイには験をかつがないという事を験かつぎにしています。

一年ぶりにユニクロに行きました。黒い靴下と黒いパンツを七つづつ買いました。

明日からはサラの靴下とパンツで1週間ごとのローテーション、気にしなくて良いという事が精神衛生上極めて効果的です。
posted by orangeknight at 20:46
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