2012年05月23日

下品な弁護士の宣伝

メディアからながれる弁護士事務所の宣伝、はっきり言いまして下品ですね。

今日もラジオから、B型肝炎のなんたらで、お金が取れますというような宣伝を大阪弁護士会所属のなんとか、という所がしていました。

うちにも顧問弁護士の先生がいますし、多数の弁護士の先生はそんなことはないと思いますが、一部の弁護士は金儲けに走りすぎだと思います。

この風潮が顕著になったのは、消費者金融の過払い金が声高に叫ばれた時。

利息制限法と出資法のグレーゾーンにあてはまる金利を取り返しましょう、というものですよね。

まるで、悪の消費者金融を正義の弁護士が退治するかのような所業。

僕には知恵の働くインテリが、ビジネスチャンスとばかりに大義名分をかざし、金儲けに走っているようにしかみえません。

僕も借金がありますが、お金を借りた側はその時助かったはずです。いろんな事情があると思いますが、貸す側と借りる側で納得したうえでの金銭消費貸借契約、借りた側はきちんと返すのが筋です。

もちろん、詐欺みたいな場合は違いますよ、後から金利が勝手に上がっていたり、などの場合は過払い金は取り戻すべきだと思います。

そうではなくて、納得のうえで借りたものは死ぬ気で返すというのが日本人の美徳ではないでしょうか?

アメリカみたいな訴訟社会にしたいのでしょうか?

裁判で勝ったから正義、負けたら悪、というのは僕は違うと思います。道徳というものが存在しますし、法より義理人情のほうが大切なことは多々あると思います。

弁護士は弁護士らしく、弁護士屋にならないでほしいですね。

商売が上手い人が得をする世の中になりがちですが、真の正義を求めていきたいと考えます。

一部の弁護士の先生は本来の役割を思いだし、金儲けがしたかったら職業を変えたらいいんです。医者や学校の先生もそうですが、お金じゃないでしょと思います。

もちろん、我々も自分の括弧たる信念をもち、つまらない訴訟社会ではなく、温かい世の中を再構築していかないとダメですよね。
posted by orangeknight at 16:12
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