かなり売れている本なので、ご存知の方も多いと思いますが、「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?」サンマーク出版、亀田潤一郎氏の著書です。
会社で財布の話になり、長財布派と二つ折り財布派でそれぞれにポリシーがある、みたいな事を言っていたとき、姫路本店のベテラン河田がこの本の事を言っていました。
本屋さんに行くのが好きなので、後日行ったときにたまたま見かけ、河田が言いよったんはこれかと思い買いました。
そして読みました。面白かったです。
永年、税理士という職業にある著者は、普段から多数の経営者などに会う、そしてその際に彼らの財布を目にする機会がよくあるが、そこで気付いた、「長年稼ぎ続けている社長というのは、おしなべて美しい財布を使っている、そしてそれは長財布である」というような内容で、財布は単なる物入れではなく、それ以上の何か特別な力があるんですよ、ということを述べられています。
それから少しして祖父と会った時に「この本あげよか?」と言われたのが、この財布の本でした。
僕は「おじいちゃんもこれ読んだん?俺も読んだんや、たまたまやねぇ」という話をしていました。
すごい偶然でしたし、読んだ時期も同じでしたのでびっくりしましたが、また本のチョイスにも驚きました。
ここまでは、そういった話でした、というような内容なんですが、昨日祖父と会ったときに僕は感動しましたし、やはり尊敬できる~と思いました。
なぜかと言いますと、祖父は財布を変えていました。それも本の著者が愛用している「ルイ・ヴィトンのタイガ」を買っていました。
84歳なんですが、電車で三宮に行き、そごうにあるヴィトンで買ってきたとの事でした。
なんたる行動力と思いましたし、お札も全て奇麗に揃えて入れていましたし、本に書いているんですが、人に支払うお札は相手が気持ち良いようにすべて新札にしていました。
本にありましたが、「お金に好かれる人は、常に他人のことも気遣っている。自分は客だからとかいうちっぽけな気持ちではなく、お金を受け取る相手の事を気遣い…」というのを実践していました。
本などで啓発されて、感動はしますが、いざ行動に移すというのが人生の分岐点、人間をつくりきれるかの分岐点だと僕は常日頃から思っています。
自分の祖父ですが、実践している祖父は偉いと思いますし、やっぱり大好きです。見習いたいです。
昨日、本を読んでいない僕の妻や義理の妹に祖父は「財布というもんはなぁホテルなんや、居心地が良いとお客さんは集まる…」と本の内容を自分のネタのように語っていました。知ったかしたり、昨日得た知識をさも以前から知っているかのように話す僕の性格は遺伝ということが判明しました(笑)。
2012年09月08日
財布を変えた僕のおじいちゃん
posted by orangeknight at 11:54
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