最近頭の中に「オール電化」という単語がやたらよぎります。
オールってなんだろう?オール、オール、オールと繰り返していると、オールと言えば阪神巨人よな~と自分の中ではそこが一番しっくりくるオールだと再確認しました。
阪神巨人はさておき、オールというのは全てとか全部という意味ですよね。
オール電化という単語はおそらく電力会社が命名したんでしょうが、よくよく考えるとオール電化というのは電力会社のいわば商品です。
関電さんも震災前などはよくうちにもオール電化の推進の為の営業にこられていました。
エネルギーについて考えていて、このオール電化というものに対して考えようとの想いから冒頭のオール、オールとなったんですが、もちろんうちの会社、たくさんオール電化の工事をさせていただいていますし、僕の家もオール電化です。
しかし、そもそもオールにしなければならない必要性は火などに対する安全という側面以外は「個々の好きずき」以外ないんではないかと今現在思ってきました。
電力会社は電力消費量は右肩上がりだと主張しますし、グラフにも現れ、それをPRします。
でも、全体で電力消費量が上がってきているのでよりたくさん発電させるために原発が必要というのはいろいろ本を読むなかでウソではないかと思うんです。
それは、電力消費量は年々上がっていますが、石油やガスなどを含めた「エネルギー総消費量」は全然上がってないんです。
10年前から横ばい、それはどういうことかと言いますと、灯油ストーブやガス給湯器を始めとする石油やガスのパイを電気がとっただけ。
くしくも僕らが電力会社に営業をかけられ、売れる商材ということでオール電化を販売しだした時期とピタッと合うんです。
石油やガスでことたりてたものを、あえて電気にさせようと世の中がしたのは、原発にからむ利権が関係しているのかといろいろ考えてしまいます。
家でIHを使っています。拭くだけでキレイになりますし、子どもも小さいので重宝しています。
いい面も多々ありますが、僕ら売る側も、売れるから売るんではなく、本質というものを理解したうえでお客様にとってのメリットをご提案することが大切だと感じる最近であります。
「オール電化がいいですよ!」ではなく、選択肢の一つとしてこれからはおすすめしたいと考えなおしました。
2012年11月19日
オール電化を考える
posted by orangeknight at 12:13
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