家に帰ると、毎日3歳の娘と1歳の息子が何かを披露してくれます。
昨日は娘がセロハンテープという粘着質なテープがおもしろいらしく、それを自分の口に貼ることによって口が開かなくなった私を見て~ということで走ってやってきました。
「すごいでしょ?すごいでしょ?おっきくぴーって引っ張って、ペタンペタン貼るとこうなるんです~」と自分でテープを顔に貼り、満面の笑みで僕の反応をうかがいます。
僕は「すごいなぁ~!こんなことを覚えたんか~!口が開かんようになってもたなぁ(笑)」とかなりオーバーに感心して言うと、自尊心が満たされるのか認められたと感じるのか、バナナのような目をして喜びます。
弟は負けじと、まだしゃべれませんので「あ~あ~!」と僕を階段に導き、階段をのぼっていき、僕はお姉ちゃんと同じく、手すりを持って立って降りられるようになったんやでっと言わんばかりに勢いよく降りてきます。
上の子だけ写真を撮って弟は観るだけにしていましたら「うーうー」と不満な顔をして写真を撮れと言います。
スマホを構えますとまた階段を上がっていき、勢いよく降りてきました(写真がそのシーンです)。
「上手に降りてこれるんやな~!すごいなぁ、えらいなぁ!」と頭をなでであげると横で見ていた上の子に「トトロ」のような横目でニヤッと視線をおくっていました。
僕もそうでしたが、小さい子は「見て、見て」と本当によく言います。
中学生になり、高校生そして大人になるにつれ「見て、見て」とは恥じらいもありなかなか言わなくなるもんです。
でも、この子どもの姿をみて、大人になっても「できるようになったら見てほしい」という願望はある。
ということはできた時は、またそれを垣間見たときはもっと感動を大きく表現して伝えることって大切だと考えさせられました。
また、僕自信が相手に認めてもらいたいとき「見て、見て」と純粋な気持ちで飛び込んでいくこともまた大切だと思いました。
子どもの「見て、見て」は素直な表現方法です。善くも悪くも大人になっていくと忘れてしまうことってありますよね。
2012年12月02日
「見て、見て」
posted by orangeknight at 09:29
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