2020年06月17日

シリーズ「リフォーム屋の社長のうんちく8」

30歳代、40歳代の方が、戸建てのおうちを新築される際に憧れるパーツのひとつにウッドデッキがあります。

 
1階の掃き出し窓からそのまま外に出れるスペース。

 
ここで子供たちを遊ばせてとか、ここで犬を自由に過ごさせようとか、バーベキューをしようとか洗濯物をとか夢を馳せる。

 
しかし、現実は違います。皆さんほぼ使っておられません。

 
だいたい最初だけです。

 
まず、外なので汚れる。本来は部屋からそのまま出てと思われていたと思いますが、汚れるので靴が必要となり、そのうちわざわざ外に出なくてもとなる。

 
又、ウッドデッキは水が溜まらないように一枚の床ではなく、細い板が隙間を空けて並べられる。これも実際は使い勝手が悪く、使われなくなる。だいたい座りにくいし、床の隙間から物は下に落ちる。

 
 
今の主流はアルミで出来た木の感じがする素材ですが、少し前までは木でした。やはり、10年くらい経つと結構傷みますし、塗装が必要となる。

 
なぜかウッドデッキは高い。売り手としても小さな面積に関わらず高いなぁと思う。

 
 
ウッドデッキは最初だけです。ほぼ100%の方が最初しか使われていない。

 
憧れるのは分かりますが、使い勝手は悪いですし、初期費用にまず釣り合っておりません。

 
ウッドデッキは最初にかかる費用をほぼ満喫できないし、元がとれない居住空間である。そんなふうにいつも思っております。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 22:05
ページトップ