若いときに新入社員でサラリーマンや、学校を出て職人の弟子や、とにかく下積みを経験した方が良い。
そして、そのときに上司、先輩、同僚や親方から礼儀礼節、考え方を教わった方が絶対に良い。
なぜなら30歳ともなると、それが出来ている出来ていないで人は他人から判断されてしまうからです。
残念ながら学校ではそんなことは教えない。指導内容には含まれないからです。
また、なかなか家庭では限られたシーンの連続で、「履物は揃えなさい」「相手の目を見て話しなさい」とは教えられても日常のあらゆる立ち居振る舞いは都度教えられません。
若いうちに「こういう時はこうするものですよ」とたくさん言ってもらった方が良い。
その時は疑問や反感が起こるかもしれませんが、必ずすぐ近い将来で役立ちますし、絶対にあの時言ってもらって良かったと感じるものです。
悲しい哉、私くらいの年齢になると誰も注意してくれなくなる。また注意などしてくれる人間は非常に非常に限られてきます。
20歳の人に、例えば飲み会で上司が帰るのをきちんと見送りなさい。とは教えても、40歳の人には言いません。他人はそこでその人を判断し、注意せずに「終える」のです。いろんな意味で。
今、若い人に細かいことを教えない人が増えているような気がします。
言い方は人それぞれで良い。厳しいだけでなく、優しく言うのが上手な人もたくさんいます。どんな言い方でも若い人に礼儀礼節、考え方を教えてあげてほしい。
人は仕事が出来てナンボではありません。
仕事をとってこれるようになっただけでは20歳代は完了しないのです。うまく塗装や設備の工事が出来るようになっただけでは20歳代は完了していないのです。そこにプラスαが加わって人は30歳を迎えられるのです。
決して考え方が古いのではなく、これからの時代にも大切なことであると私は思う。
だって世の中の第一線で活躍している多くの人は、みんなそんなことが出来ている人です。
トドのつまりがそこなのですから、そのステージに立つためにはそれが必要なわけで、そのステージに立たせてあげる準備をしてあげるのが我々の役割であります。
当然私もまだまだ成長したいのでまだまだ学びますが、若い人は20歳代を全力でそういうことを吸収した方が良い。まず自分のために。
2019年09月22日
20歳代に必要なことの一つ
posted by orangeknight at 16:47
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