2019年08月17日

9−3のビハインドで

 
甲子園を観ていて好きなところの一つ。それは負けているチームの試合終了間際の選手起用です。

 
監督さんが、行って来いと控えの選手を代打に送る。当然期待も込めてのものですが、それと同じように監督さんの優しい気持ちもあるでしょう。真っ白なきれいなユニフォームで嬉しそうに打席に立つ。

 
ずっとエースで頑張ってきた子。今日の試合では打たれて5回からピッチャーからライトへまわる。そのままそのチームは負けたまま最後までいくのですが、ツーアウトをとったところでまたエースの子に投げさせる。

ポテンシャルでエースの子もいれば、高校生レベルでは努力でエースの子もいる。

 
私たち一般人は表面上を観て一喜一憂していますが、そこに至るまでの過程はさまざまなことがあったでしょう。

 
どこの社会も同じでいろんなことが起こり、それを解決し次に進む。

 
 
そのチームの人間だけが知っていること。いろんなこと。

 
なかなか使う機会もないかもしれませんが、私が監督でもそんなチャンスがあったら、最後に、一所懸命にしてきた子、チームのために精一杯頑張ってきてくれた子を打席に、マウンドに立たせてあげたいと思う。

 
勝負もありますが、やはり高校野球は教育ですから、そんなシーンを観ると良かったなと、頑張れと、そんな子たちに思うのです。

 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 10:14
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