映画「キングダム」を観ました。

ちなみに、GW前に全巻買った漫画の方は現在２５巻を読んでいます。

 
映画はあらゆるものが原作そのものでした。ここまで脚本で変えていないのは珍しいくらいではないでしょうか。

 
話は私が今月最初に読んだ１巻から５巻くらいのものでした。

 
なかでも、初期で感動したシーンの一つである、昌文君が離れ離れになった大王嬴政(えいせい)と命からがら再開し、その無事に「よくぞご無事で」と男泣きしたとき、その眼前で、若いが王として威風堂々と当然かのように「お前もな」とひとこと言ったあの場面が再現されており胸が熱くなりました。

 
 
この漫画が人気があり、多くの人に支持されるのは、やはり私はみんな熱くなれるものを欲しているのだと思っています。

 
そして、カッコ良く生きたいと思う人が多くいるのだと思います。

 
キングダムを読んだり観たりして感じるのに「命があくまで手段として絵描かれている」という点。

 
私はこれに心から賛同します。

 
作中では非常にたくさんの人間がさも簡単に命を失うのでありますが、作者はそこに気持ちを込めていると私は思う。

 
命というものは決して軽いものではない。しかし、命さえあれば良いというものではなく、それは何かを残す為のあくまで手段であると強く語られているのがこの作品であります。

 
 
映画は戦いのシーンなど非常に壮絶なものでした。思わず体がビクッとなるくらいでした。

 
大沢たかおの王騎は「少しオネェが入っているがカッコイイ」を完全に再現していましたし、長澤まさみの楊端和は色の白さと目の力強さ、そして二刀流がこれまた一目でわかる楊端和でした。

 
もともとうちの会社の若い子たちが「面白いので読んでみて」という漫画に対して、何を面白いと感じるのかを知りたいと読み始めたキングダム。

 
今現在、若い子の考えることは〜となりがちなところですが、根本的なものは同じであるととても思いながら、そして考えながら読んでいますし、映画も観ました。

 
人が唯一熱くなるのは自分のためではなく何かのために捧げる時、捧げている時。

 
 
ぜひ観てみてください。