戦において、家来がこの人についていきたいと思う大将はどんなタイプか、ということを昔からよく考えます。
大将は威風堂々とした甲冑をまとい、色鮮やかな飾りを装い、立っているだけで軍勢の士気が上がる存在であることも大切です。
軍勢が大きくなればなるほどそんな象徴的存在は必要でしょう。
しかし、何万人もを率いる人間になるまでは、大将は戦いやすい鎧を纏っているべきだ。
そして、いざという時は自ら先頭切って馬にまたがり、刀を振りかざして向かっていく人間でないといけない。
家来が全力で戦っているのに、また死んでいっているのに自分は腕を組んで高台から眺めていてはいけない。ましてや命永らえようなどもってのほか。
そうですね。一番重要なのは腹を自分で切れる覚悟があることかなと思う。
命乞いする大将は話にならない。自分の首を差し出すから仲間全員を助けてくれ が大将の役割。
ストイックも大切かな。他人に厳しかろうが、優しかろうが、甘かろうが、自分に対して甘い人は大将にはなってはいけない。だって家来の士気が下がるので、結果 戦で敗れてしまう。
いろいろありますが、それはどれだけ頭が切れるとか、どれだけ剣の腕がたつということではなくやはり人徳、人間性かと結論着く。
自分がついていきたいと思うような存在に自らがなれるか。自分が家来なら自分を対象として担ぎたいか。
自分自身まだまだ未熟だと考えるのでありますが、そういうことだと思うのです。
2019年04月25日
戦国時代における大将の条件
posted by orangeknight at 15:51
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