現場調査に行き、次回にプランと見積りを提出するという段階で、帰る間際にお客様に対し「頑張りますので、気に入っていただけましたらよろしくお願い致します!」とひと言お伝えすると次回契約に繋がりやすいものなのです。
なぜなら簡単なことで、お客様に決めてほしいというこちらの気持ちがダイレクトに伝わるからです。
そして、それをお伝えした際のお客様の反応、言葉で次回の結果はある程度読めます。
「ご満足いただけましたらよろしくお願い致します!」とこちらが言ったとき、最も良いお言葉は「出来るかどうか分からないよ」です。これがベスト。
そしてそれと同じくらいの位置にあるのが「するかどうか分からないよ」「どうなるか分からないよ」となります。
私の経験則で絶対ではないですが、「出来るかどうか〜」という言葉を選択される方は工事をする気であり、後はプランと予算次第なので頑張ってほしいという心理から受動的な表現となるのです。
後者は少し違い、あくまでまだ工事をするという事は心の内面でも確定していなく、それが「出来るかどうか」ではなく素直に「するかどうか」「どうなるか」という能動的表現として顕在化すると分析しています。
他にもいろいろありますが、一番最悪なのは何だと思いますか。
それは「はい、はい」です。はいの二回連続です。
それも目も合わせてもらえない軽い「はい、はい」
これを言われると内心「あかんっ」となる。
皆さんがお客様のとき、帰る間際に営業担当がそんなひと言を不意に言ってきたら、それぞれに思われている事をそんな風に応えてしまいませんか。
「出来るかどうか分からないですよ」と言われたら、そこを深掘りせずたったひと言「はい、決められるのは〇〇様ですから」と笑顔で言う。決してそこで長々とまた会話を始めない。
相手に対し、自分はこうするのでこうしてほしいと心から伝える。伝われば応えてくれるし、それが出来ていないと当然応えてもらえない。
情熱は伝わらなければ意味がない。そこにテクニックを使うのがプロだと思うのです。
「出来るかどうか分からないよ」と言っていただけるよう、それまでに誠心誠意全力を尽くすのです。決して見積りを提示してから頑張るのではありません。
契約になるように自ら持っていく。そして、そう言っていただけるように努力する。
2019年04月20日
最高は「出来るかどうか分からないよ」
posted by orangeknight at 09:55
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