2019年02月22日

「叫んだ」「述べた」から猪木ボンバイエを想起

昼に新聞を読んでいまして面白いなぁと思いましたので。

 
こちらは今日の日経新聞の政治面

 
日経新聞

 
 
こちらは今日の神戸新聞の政治面です。

 
神戸新聞

 
 
どちらもアントニオ猪木議員が国民会派入りしたとの記事ですが、日経新聞の方の記者は猪木ファンでしょう。

 
神戸新聞では、猪木氏は会派入りしたことに対して「元気があれば会派も組める」と「述べた」と冷静に記載しているのに対し、日経新聞では「自身の得意フレーズ 元気ですか!を踏まえ」とまで書き、「元気があれば会派も組める」と「叫んだ」と書かれています。

 
さらに日経新聞はまだ続きがあり、夏の参院選についての質問に対し猪木氏は「今のところは何も考えていない。一寸先はハプニング」と「述べた」と書き、読み手が猪木氏の「1・2・3ダァー!」を連想するように持っていっている。私の脳裏はすぐにイノキボンバイエが流れましたから。

 
事実、「元気があれば〜」と記者会見で「叫んだ」とは思えませんが、日経の記者にはそう聞こえたのでしょうし、「一寸先はハプニング」とあの猪木氏の口調で語るように聞こえたから「述べた」を使ったんでしょう。

 
 
日経の記者のワクワクしながらメモをとる姿が目に浮かびます。

お堅い新聞でそれを伝えきるのですから、文章の力はすごいですし、この記者はおもしろい。

 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 13:10
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