2016年06月12日

ウンウンとうなずいて聞くことの凄さ

会社で最近よく「話を聞く時はうなずくように」と言っています。

理由はウンウンとうなずいて聞いた方が理解しているという意思表示となり、相手に伝わるからです。

オーバーなジェスチャーは要りません。ただ、ウンウン、そうですね、聞いていますよ、と相手に伝わるということが大切です。

例えば会議などでその意見に反対であってもいい、しかし、相手の意見をウンウンとうなずいて聞いてから「そういう考え方もあるが、私はそうは思わない、私ならこうする」とすればよい。


よく営業の世界で「話し上手より聞き上手」と言われます。

ここで書きたいのは、例えばうなずかずに聞くタイプの営業マンはお客様に「私はあなたの話を聞いていますよ!」という意思表示がイマイチ伝わらず損をしてしまうということです。

このタイプの人はきちんと心で話を聞いているかもしれない。うなずくだけで心で聞いていない人もいるかもわかりませんが、人との対面での仕事を生業とするのであれば、相手に伝わってナンボですからうなずく方が良いでしょう。


そういう私も昔はうなずいて聞くことはしていなかった。それは今思えば気づいてなかったからなんです。

ある時お客様の話をウンウンとうなずいて聞くようにしたらお客様の食いつきが変わった。

失礼な表現かもわかりませんが、相手に話をしてもらおうと思ったら聞き手は話をしやすい環境を作ることが大切なんだ、と感じた。聞いてくれている、というのが伝わるともっともっと話をしようとしてくれるものであります。


クレームなどでお客様からお叱りを受けている時もそう、社内でもそう、ウンウンとうなずいて聞かず、反省の面持ちだけで固まっていたらお客様は、上司は、おそらく聞いているのか?理解しているのか?という思いが充満し余計に怒られ、叱られる。

実際にそれをその時に試してみれば心から「おー、すごい伝わる」と効果を実感していただけると思います。


うなずいて聞くということは簡単そうでできていないことなのです。

ウンウンとうなずいて聞くことは凄いことだと、ちょっとしたことなんですけど本当に凄いことだと私は思います。









posted by orangeknight at 18:10
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