2016年05月29日

相手の気持ちを考えた文章を書く

手紙でもメールでもメモにおいても、それを書く側の人間はそれを見た人がどう受け止めるのかを考えてから書かなければならない。これはマナーだと私は思います。

相手は機械ではないので感情があります。必ずその文章を見て何かを感じる。

その対象が不特定多数であるならばそれはそこまで気にしなくて良いでしょう。賛同する人もいたら批判的な人もいるのが常ですし、それが正常な状態ですから。

しかし、それが特定の相手を対象としたものであるならば、相手がどういう風にその文章を見て読んで感ずるのかを考えないそれは子供のそれと同じであります。

書き手は相手がどう感じるのかを考えて書くのが本当に意味のある文章でしょう。

私はこれは営業という仕事をしていて気づいたことであります。

営業とはまず人にものを買っていただく仕事であり、人にものを買っていただくには相手の気持ちを動かさなければならない。

それには伝えるという能力が求められます。

心の中に本当に澄んだ、そして熱い想いを持っていてもそれがお客様に伝わらなければはっきり言って価値がありません。

相手に伝わってこそ初めて相手の気持ちは動きますし、そこがスタートです。

そういうことを考えていくうちに、手紙もメールもメモにおいてもそれはすべからくそれを見た人がどう感じるのかを考えて書くのが最も大切なことだと思うようになりました。

20歳代なら許されるかもわかりませんが、齢も30を超えますとそこはその人の素養として他人に評価されます。

皆さんも感じたことがあるでしょうし、多分、あの人はいつも相手のことを気遣った文章を書く、また、あの人は自分の言いたいことだけを書く、というのは思い当たる相手というのはいるでしょう。

自分の一方的な気持ちだけを書いて「はいどうぞ」と渡すというのはラブレター以外はいけないでしょう。


相手の気持ちを考えた文章を書くって大人のマナーですよね。

いや、これができるのが大人でしょうね。


posted by orangeknight at 21:08
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