Reformというものはモノを売って終わりというものではなく、それと同時に工事というサービスが伴うので、担当者というのはお客様にとってその成否を決定する重要な要素となります。
お客様が営業マンを見極める点の一つとして、私はこういうところを注視されたら良いのではと考えます。
それは「実際に使うお客様のことを想定して仕様や間取り、商品を考えているか。そして、実際に今の状態に不満や不便があるからReformをしようと考えているお客様のそれをヒヤリングしているか」ということであります。
これのない営業マンはどんなに人間性が良くても、知識が豊富でも、また一所懸命していたとしても、ましてや会社が有名でも選ばないほうがいいと私はReform会社を経営していて思います。
自戒も込めて言いますが、うちの会社ではそれを考えるように、またお聞きするように言っていますが、私のブログを見た社員がいたら一層意識していただきたい。だって脚下照顧ですから。
「え、そんなお客様のことを想定して仕様や間取り、商品を考えない営業マンなんかいるのか」とお考えのお客様。どこの営業マンも受注しなければならないという使命、任務を持っているのです。
お客様のことを考えた気持ちとその使命、任務のバランスが良いと相乗効果となり、結果が伴います。
しかし、受注しなければという想いが勝ちすぎるとお客様が二の次になります。
受注することよりお客様のことばかり考えているのもダメで、結果お客様にも会社にも、ひいては世の中への貢献もできていませんからそれは幻想です。
商品の説明ばかりする営業マンはそれこそ10年後、人工知能やロボットにとって代わられるでしょう。この商品の説明をこのロボットにさせます、「ピッ」でその商品説明が始まるのは誰もが想像できる光景です。
Reformはほぼ今の状態に不満があり、不便があるからしたいなぁと思うものではないでしょうか。
では、その要因をきちんと聞かない営業マンを信用できますか。私はできません。
一体何のためにReformをするのかということを把握した上で工事をするのと、把握もできていないのに工事にかかるのでは結果は絶対に大きく異なると思います。
だから、そこをきちんと把握しようとする営業マンは、多少口が下手でも信用できると思います。
今のトイレに「満足」「特に何も思わない」「現状でいいよ」という方はトイレのReformをほぼしないと思います。
でも、意外とそれを聞かないままシステムバスやシステムキッチンの説明ばかりする営業マンは多いんですよ。家電とはReformは違います。
安さ重視でとにかく安い商品や工法を提案、相見積もりに勝てば良いという営業マンも多いんですよ。選択肢を提供するのがプロで、決定するのがお客様です。
「実際に使うお客様のことを想定して仕様や間取り、商品を考えているか。そして、実際に今の状態に不満や不便があるからReformをしようと考えているお客様のそれをヒヤリングしているか」こういうところも見ていかれたら、より良い結果が訪れると思います。
私も書きながらもっと意識していこうと思いました。
2015年12月04日
営業マンの見極めの一つ
posted by orangeknight at 18:38
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