2018年09月16日

昨今のパワハラ問題に関し

昨今パワハラという言葉をマスコミが好きなようでやたらと取り上げられます。

 
しかし、全部を同じように論じることはやめるべきです。

 
そもそもパワハラというものの定義はセクハラと違い、本人が「パワハラです」と訴えて通るものではない。

 
その現場の周りにいる人々や、それを見聞きした人たちの大半が「それはパワハラだ」と思えばパワハラであり、「それはパワハラとは思えないなぁ」と感じれば、いくら当事者が「パワハラを受けた」と言っても認定されないものなのです。

 
しかし、今のパワハラ報道は一般大衆のパワハラ認定の基準を下げることに一役買ってしまう気がします。

そんなことまでがパワハラかと、近い将来思うことになってしまうのではと危惧するのであります。

 
誰かパワハラだと報道で訴えられた人が「そんなものパワハラではないわ、バカモンっ」と堂々と言えばいいのにと思うのは私だけでしょうか。

 
 
そもそも現代社会は過保護にそして単純にパワハラは悪だと叫びますが、世の中パワハラだらけです。

 
 
既存のローソンの目の前にセブンイレブンが出店し、半年後ローソンは撤退する。これもパワハラでは。

 
いやいや、ローソンは他でセブンイレブンに対し逆のこともしているからと思われるかもわかりませんが、潰れたローソンのオーナーにとっては他のローソンがやり返そうが関係の無い事であり、パワハラを受けたと感じてもよいのかもしれません。マスコミがパワハラにしたければ。

 
日本が米国に核兵器を持たないようにと言われているのはパワハラでは。持ちたいのに。持って一流の独立国になりたいのに。

 
それは、レクサスLSに乗る社長が、部長にクラウン以上の車には乗らないようにと言っているのと同じではないですか。

部長はレクサスのグリルがカッコイイと思っていて、中古でも良いから持ちたいと思っているのに。

 
ロシアのプーチン大統領が先日急に一方的に「日本と前提条件なしで平和条約を結んでもいい」と言ったのはパワハラでは。

 
私は非常に腹が立ちましたが、その場で「無礼な、何をいうか!」と嚙み付けないのもロシアにパワーがあるからでしょう。

 
組織の中にいると近視眼的になり、報道の影響もありあれもパワハラ、これもパワハラという流れですが、そもそも人間社会はそういうものです。

 
会社をしていても他の組織から圧力は当然かかります。そんなとき、他社からパワハラをされていますと言っても通用しないでしょう。

 
なんでもかんでもパワハラパワハラという世の中にしてはいけないです。人と人の関係が表面上のものとなる。本気で接するからいきすぎも起こるのかもしれない。

 
他の国、他の組織相手では通用しないパワハラという問題は、そんなにピックアップすることでは無いと思います。

 
それよりも、いじめとか、ネットでのウソの情報や匿名での誹謗中傷を子供達のために根絶してほしい。子供達の心がいらないところで傷つかないような社会にすべきですし、また、子供達が大人になり外部からの圧力、パワーを跳ね返せるだけの強い心を育む教育に力を入れるべきである。過保護と教育は違うし、いじめとパワハラは別物であります。

 
 
狭い範囲でパワハラパワハラと騒いでいたら、いざというとき一発でやられてしまいます。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
posted by orangeknight at 12:04
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