2018年07月12日

仕事を教えるということ

仕事を教えるということは2種類のものがある。

 
一つは今日の仕事を教える。作業として、いまやってもらえるように教える。

 
もう一つは3年後、5年後の仕事を教える。作業としてもあるが、ここには考え方を盛り込む必要がある。

 
3年後に会社の核となる人間を育てるためには考え方をいちいち伝える必要があることを知った。心から理解してまだ数年のような気がしますが、いちいち言葉にして伝えることが大切だと思った。

 
私が会社の前を掃き掃除しても、誰か他のものがしても同じようにきれいにはなる。

 
ゴミは無くなるでしょうし、落ち葉も全部チリトリに収まる。

 
しかし、3年後の会社のことを思うと掃除の仕方も大切であるが、それ以上に、なぜ会社の前をきれいに毎日掃き掃除するのかという考え方を教えることが非常に後になって結果として現れる。

 
「会社の前を掃除するのは、汚い店ではお客様が来ないからではないんですよ。会社の前を一所懸命に掃き掃除するのは、相手を迎え入れようとするのなら、まずは自分自身がそれにふさわしい状態でなければ失礼だからです。お客様にきてほしいから掃除するのではなく、そういう心構え、考え方に基づき掃除をするんです。きれいにしてよ」と教える。

 
それを理解した者が3年後に会社を創る人間になる。

 
 
 
作業は勝手に覚える者もいますし、見よう見まねでできるようにもなる。しかし、仕事は考え方が重要で、それにはいちいちトップが自ら口に出して伝える必要があると私は思う。

 
 
 
 
posted by orangeknight at 13:05
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