ここ数年は病と闘う毎日で、病の苦しみの中から楽しみをみつけるという試練に挑んでいます。
父はそんなに多弁なタイプではありませんし、私も中学生くらいの反抗期から父と過ごす時間も減り、なかなか話す機会もなかったです。
手術で咽頭を摘出し、数年前に父は声が出せなくなり、それで余計にもっと喋っていたら良かったなぁと思いました。
ここ数年は入退院を繰り返し、いつも母が仕事をしながら看病をしています。
GW前に実家に帰ったら、父が私が貸していたあるものを急に返してきました。
私は返してもらうつもりもありませんでしたし、もう1年以上経っていたので正直忘れていました。
その後、5月の半ばくらいに急激に状態が悪くなったのです。
分かっていたのかなぁと思いました。
昨日は病院で誕生日を迎えさせてもらえました。
飾りやケーキを家族みんなで用意し、お昼に簡単ではありますが祝いました。
私は父から父が病気になってから一番大きなものをもらいました。
それは人生で最大の恐怖である死への姿勢です。
怖いと思います。それに比べるとそれ以上に怖いことなんかこの世にあるのでしょうか。
人はいつ死ぬかわからないから毎日「普通に」生きることができる。
私もそう、明日に交通事故に遭うかもわかりませんが、知らないから今普通にブログを書いている。
人は希望があるから頑張れる。
私は父をみていて思いました。
この先、私はいろんな困難に次から次に直面することでしょう。
でも、父のここ数年の姿をみせてもらい、どんなことが起こっても絶対に逃げないし、絶対に折れないと心に誓いました。
私の人生観をすごく強くしてくれました。全然怖くないと思えますし、思ってしまいます。
それが父からいただいた生まれさせてもらった事に次ぐ贈り物です。
3年前の私ならこんな事思えなかったなぁ。
親は一生子に対して与え続ける。子は一生もらえばいい。「ありがとう」と心から思っています。
今日はちょっと体調が良く、ケーキの果物を僅かですが食べてくれたらしい。
良かった。