
実は20歳くらいに一度読んだことがあるのですが、40歳の今、同じ本を読んで感じたことは当時より数倍熱いものでありました。昨日から一気に読んだのもあり完全に入り込み感動しています。
国策とも言える関西電力黒部川第四発電所の建設工事。ダムを作るのに7〜8年、当時としては破格の513億円という総事業費、そして171人の尊い命の上に完成した「黒四」。
眼前の大自然の中、想像も絶するような過酷な労働環境だったでしょう。真っ暗な中、トンネルを完成させるためにいつ爆発するかもわからぬ爆弾を持って進む恐怖。
現場のすべての人にあったいろんな事情、家庭。しかし、それを超越して全員でやり遂げた仕事。そう、仕事とは本当にそういうものであるし、使命とは何ものにも代えがたいものであるとそこで働いたすべての人が意識し、完成させた。
そんなふうに先人が作ってくれたダムのおかげで今、我々は普通に、あたりまえのように電気を使い放題の生活を享受している。
では、今から関西電力さんの招待で黒部ダムに行ってきます。
心からずっと行きたかったところの一つです。黒部の太陽を読み直してから行きたかったんです。
行ってきます!