
昔の大河ドラマのDVD全集です。ひとつは「独眼竜正宗」もうひとつは「葵 徳川三代」。
独眼竜正宗は私が10歳の時のドラマでした。全話観た。いや、最初は嫌々観ていた。父が「8時からはお父さんが観たいのを観る」と言うもので仕方なく。
しかし、毎回観ていくうちにはまったんです。それで歴史が好きになったと言っても過言では無いと思います。
父はウイスキーを飲みながら真剣に観ていた。
私が10歳なので40歳だった父。今の私と同い年です。
ビデオテープを大量に買って毎週ビデオを撮っていた。「また観るんや」と言って撮っていた。
無口な父だったので、大河ドラマについても会話も特になかったですが、私の左斜め後ろで観ていた。
「梵天丸はかくありたい」「梵天丸は醜いか」と今でもしっかり覚えている。懐かしい。
また、10歳の子供ながらに渡辺謙の「だまらっしゃい」というセリフや表情、十字架を背負って豊臣秀吉に会いに行くシーンは今でも鮮明に覚えている。
そうそう、勝新太郎を知らない子供の私でも、その演技やオーラにカッコイイと感じたものです。
父のことをすごい大人に見ていたが、今の私と同じ歳だったのかと考えるととても不思議な感覚です。
全話一緒に観たのは独眼竜正宗と中井貴一の武田信玄、そして大原麗子の春日局だけです。だから思い出深い。
いつかまた観たいなぁと思っていたので買いました。
「葵 徳川三代」は観たことがないんです。2000年らしいので、私は23歳でした。リフォームの営業マンになった歳です。
仕事しかしていませんでしたし、その年頃はもうあんまり父とは会話もしていなかったなぁ。父は当然観ていたんだろうなぁとは思います。
前述の独眼竜正宗からですが、私、俳優さんで津川雅彦さんが一番好きなんです。徳川家康役を想像すると津川雅彦さんが出てくるくらいはまっていましたし、何とも言えないあの眉間のシワと声と間が好きです。
だからいつか観たいなぁと漠然と思っていた葵 徳川三代です。
広告を見て思った大河ドラマと昔の思い出でした。
買いました。楽しみです。