調整力、これは会社でまた組織で、上にあがっていくうえでの必須のスキルであります。
いや、よくよく考えたら唯一欠かしたらいけない能力なのかもしれないと思います。
私は営業一筋なので、まずは社会人になり求められたのは営業力であったと思います。
毎月の数字をきちんと叩く事、結果を数字で表現し、きちんと回収まで責任を持って行い、利益を会社に出すのが営業力であります。
最もうちの会社でもそうですが、営業そのものが目標ではあるが、目的でないため、オレンジナイトの営業課はお客様の夢を叶えるのを目的としているとして夢かなえる課と言いいますが、ここでの営業とは原理的な営業活動のことを話します。
昔、営業力を求められ、それには応えた。
次に求められたのは交渉力でした。
日常の業務だけでしたら営業力で事足りるんですが、それ以外のことが仕事の中に入ってきたときそれを必要と感じたと覚えています。
営業力が原則ゼロ以上のものであるとするなら、交渉力はゼロ以下、マイナスの結果も伴う性格があると思われ、私は営業力の上が交渉力だと考えます。
交渉力というものは営業力があってこそ存在する力だと思いますので、営業力が無い、または低い人は交渉力も一概に同じだと思います。
だから私は営業職ではなくても交渉力に長けている人は、営業力は当然ながら備えていると考えていますし、まわりの人や会社の人間をみても、この二つはレベル1とレベル2という連続性にあると思われます。
社内でもよく言いますが、契約を取る取らないは一部の難易度の高い相見積もり以外はだいたい誰が行っても結果は同じです。
ある程度のレベルまできたら誰が行こうと決まる決まらないという結果は同じ。しかし、その先の条件面は差が必ず出ます。これが交渉力だから。
この交渉力がついたらだいたい営業マンとしては完成ではないでしょうか。
自分の仕事はできていると思うからです。
でもここからです。営業力と交渉力の延長線上にない能力が組織の中間までくると求められます。
これが調整力です。
調整力というものは組織の中では上にあがるためには絶対に欠かしたらいけない力であり、少々営業力や交渉力が低くても調整力がある人が出世するのが世の中であり、私が上司でもそんな人を引っ張ります。自分で考えて、行動して調整してくれる部下が一番ありがたいから。
また営業力から交渉力、この段階でB to CからB to B 的な側面に移行し、それは規模の拡大を表します。それが調整力となると必ず単独ではなく、数と比例して調整力の高さが求められると思うのです。
組織は水面下での調整なくして成り立ちません。そしてスピードや徹底、さらに人の気持ちという最も難しい分野まで全て調整調整の繰り返しです。
調整力がないと人はついてきませんし、まとまりませんし、仕事は任せられません。
イメージしてみてください。まわりでバリバリされている方は皆さん調整力に長けているはずです。
20歳代のころは全く意識もしなかった調整力。30歳代になるとこれが天下の分かれ道だと気付きましたという話でした。
2015年04月03日
調整力
posted by orangeknight at 15:58
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