たまたまでしょうか、この一週間で4件もこんなことがありました。
それは
「社長、Aさんからこんな事を聞いたんですが、ほんまでっか?」
「Bさんから聞いたけど、Cさんがワシのことを〇〇だと言っているらしいが!」
「Dさんから聞きました。ただ、Dさんの話も裏をとってないから100%正しいとは思いませんが、EさんがGさんのことを〇〇だと言っているようです」
「Fさんが言っているんですが、社長のこの方針は〇〇の意図があるらしいと…」
世の中全てかもわかりませんが、みんな詮索や人の話が好きです。笑
全部に共通しているのが「発信している人の直接の言葉ではないものを、第三者がそれに変わり伝えている」ということです。
今回、注目したいのはこの第三者であります。
例えば、この第三者がある人の絶対的なブレーンであり、彼、彼女はその人には絶対に正確な報告をしてくれるような場合は除き、誰に対しても聞いたことを報告するような人はちょっと改心したほうがよいのではと思われます。
なぜなら、その情報が正しかろうが、屈折したものであろうが、ましてや根も葉もないものであろうが、たいていの人は「誰々がこんなことを言っているよ」と聞かされたら心が動揺するからです。
ましてや、それはほとんどが悪いほうに動揺します。良い噂はながれにくいからです。
してほしいのは、例えばある営業が新人に「昨日、店長がおまえは見込みがあるって言われよったで!よかったな!」という会話。
これを聞いた新人はモチベーションが上がります。「えーほんとですか!ますますがんばります!」となります。
これは別に無かった話を作ってもいいことだと思いますし、それが嘘も方便ということです。
これとは反対の、聞いて相手がモチベーションを下げたり、憤慨したりするようなことはあえて報告する必要はありません。
それを言っておかないと組織の存亡に関わるようなことは言ってもらわないと困りますが、それを聞いた所でどうしようもなく、ただ気分が悪くなるようなことを「こんなことを言っていたよ」と言ってくる人はどこでも同じような事を言っていますから、信用してはいけない人なのです。
本当に信用できるのは肝心なことはきちんと伝え、それ以外はその後の波紋も考え、余計なことを言ってくる人を諭す人、そして聞いた話を自分の腹の中でとめている人。
いつも会社で言っていますが、子どもが「パパー、誰々ちゃんがバカって言ってきたー」と聞いたお父さんが「何ー!バカとは何事じゃ!あいつめー!」と反応していたら親失格ですし、「パパー、誰々ちゃんのお母さんがうちのママのことを化粧が濃いって言いようらしいよ!」と聞いたお父さんが「ママ!誰々ちゃんのお母さんが、お前のことを化粧がいつも濃い!」って言っているらしいぞ、と報告しても何も生まれないでしょう。
正しいのは「バカって言われるからにはお前も何かしたんじゃないか?」と丁寧に諭すことであり、化粧のくだりは「そんなことは言ってないと思うよ(笑)」と話し、妻にはそんなことを伝えないということです。
聞いた側も絶対に片方だけの話を聞いて「判決を下さず」どちらの話も聞いてみないとだめですよね。
事実でないことで心が動揺するのも馬鹿らしいですし、そういうふうな物の判断基準をもった人間にはそういうふうなつまらない類いの話は入ってこないものでしょう。
伝える人は動揺する相手だから報告します。
泰然自若とならなければいけません。公平な判断ができなければいけません。相手のことを考え、みんなが行動したら、こんな話がたまたまかもしれませんが一週間で4件も私の耳に入ることはありませんよね。
私筆頭にオレンジナイトに関係する人々は、まだまだまだまだ成長していかねばなりません。
いらない報告をせず、社内で今年取り組んでいる「途中連絡」これをきちんとお客様、業者各位、職人各位そして上司、同僚、部下にきちんとしてほしいものですし、私も尚一層意識していきます。
建設的な報告が大切ですよね。
2014年09月27日
建設的な報告が大切
posted by orangeknight at 10:47
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