社内においても一つの事をしようとすると、やはり10人以上も人が集まればいろいろな想いや感情、思惑がでます。
これは当たり前の状態であり、それが自然な人間の姿。
ただ、重要な事は決定したことに対し、反対意見は必要ないですし、そこは会社にいる以上従ってもらわねば困ります。
私は以前はみんなにとってより最善であろうと思われることを意識して選択するようにしていましたし、決定したほうが良いと考えていました。
しかし、今はそれは間違っていたとまでは言いませんが、そこがベストではなく、もっと先を読んで今現在みんなにとってあまり良い選択肢でなくても、私自身が正しいと思えば選ぶことがベストだと考えています。
私はうちの従業員に支持してもらっているのですから、一人一人の事ももちろん考えますが、全体をまず第一に考えるということを任されていると思うのです。
会社で一ヶ月後のことを考えている人はたくさんいると思いますが、1年後、5年後を考えているのは誰かというのが全てで、それぞれの立場で見えている所が違うと思うからです。
これは私が「この役割をして下さいね」と任せた人も同じだと思うんです。
従業員が支持してくれる私が選んだ彼、彼女を従業員は色々想う感情は自由ですが、弾劾する権利はないと考えます。間接的に選んでいるからです。
何が言いたいかと言いますと、組織において100 %の賛成や支持率は限りなくないのです。
むしろそれが自然な状態でありますし、100%の賛成はナチスや隣の国々の如く、心でなく力の支配で無理矢理作り上げるものではないかと思います。
会社であれば従業員には国と違い、入る辞めるの選択の自由がありますから、個々の案件ごとに違うでしょうが支持率は高くないといけませんし、そうなるでしょう。しかし、目指しますがなかなか決定前の賛成100は従業員からでももらえません。
そういうことを踏まえ、決定する人は誰がどう考えている、どう思っている。あいつは満足しているとか、彼女は不満に思っているなどと気にはなるでしょうが、気にはかけてもそこに決定を左右されてはいけないのです。
お客様とは違いますから個々の100%の満足度より、全体での満足度向上のためには決定する人も含めたさまざまな我慢や犠牲は当然と考えるのが正しい。
私はそれがリーダーの必須要件の「孤独」の一つだと思っています。
みんなにすりよるリーダーではいけませんし、全て理解してもらおうとする必要もないのです。それは孤独に耐えていません。
自分で飲み込んで、誤解もされたり陰口も叩かれたらよいと思います。
批判は甘んじて受けれてなんぼです。
自分に自信があったら、また私欲を一番に考えてなかったら何も後ろめたくないですし、正しいことをしていれば分かってくれる人は分かってくれます。
うちの会社のそれぞれの部署の責任者には、そういう考えを、優しい気持ちをもったうえで理解し進めてほしいなと思います。
2014年09月10日
上司はポピュリズムに走らないこと
posted by orangeknight at 09:15
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