2014年08月21日

人事は戦術

人事というものは難しい。

誰をどこに配置するかは完全に戦術ではなかろうかと最近思ってきています。

適材適所は最優先ですが、そこには予想と言いますか、まだ見ぬ結果を想定しなければいけません。

誰がそのポジションに行っても同じということは全くありえないと思います。

例えばそこの長次第で組織の体制はほぼ決まりますし、組織がうまく機能するかはそこの部署のNo.2によるものが非常に大きいと感じます。

また、人間はロボットではないですから必ず感情が入ります。

嬉しく感じる、悲しく感じる、モチベーションが上がる、下がる、いろいろあります。

そんな主観的なものだけでなく、羨ましく感じる、妬む、疑問に感じる、憧れると客観的にもいろいろな感情や思惑が交錯します。

だから私は全員が満足する人事などはなく、人事権を持っている人がそういったものも全てかぶる覚悟で孤独に行わないといけないものだと理解しています。

部下は上司を選べませんし、ほとんどの上司も部下を選ぶ事は不可能です。

上司は「部下が仕事ができない」と公言するのは自分の指導力のなさを認めていることですし、原則上司は部下より仕事ができるから上司なんでしょうから育ててなんぼです。

部下は仕事のできない上司が仮にいたとしたら、また部下が非常に優秀なポテンシャルを持っていて上司に満足を得られなかったら少々不幸でしょう。

その部下が強烈なパワーを持っている場合はすぐにそれを認識し、先輩、そして上司まで抜いていくんでしょうが、そこまでも無い場合は上司の能力が満たないと部下は見切りをつけてしまいます。

部下には部下で認めてほしい欲とうまく使ってほしい欲が絶対にあるからです。


全員が全員ではないかもしれませんが、男は人事に関して長い説明は要らないような気がします。

私もそうでしたが「魚住、来月からコレコレだ!」と言われたら「はい、わかりました!」しかなかったからです。

しかし、女子は違います。説明が必要ですし、疑問や不安をその場で聞いてきます。

なので話も長くなりますし、言う側もきちんと想いや期待、なぜそうしたかなどをこんこんと時間を費やし述べねばならないと相対的には感じます。


布陣なので、これがお客様の満足や売上の向上といった勝ちに直結します。

この夏から自分自身に対してもっとシビアになると決めていますので、人事にも妥協無く、またうちの会社においての半年後、一年後は私しかみえていないと自分自身に信念を持ち、大局観をもち取り組みたいなと思います。

これで大きく行ってきた一連の改革の着手がほぼ終わります。

実際はこれからですが。




posted by orangeknight at 07:01
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