ここ1〜2年の間で「受けとめる」ということの意味が理解出来始めたと自分で思っています。
自分の前に起こるさまざまな事象を「受けとめる」ということでありますが、おそらくこの本質はまだまだ更に遠く、極めれば何も怖くなくなるであろうと想像できます。
今はまだその序章ではありますが、こう思います。
自分の前に起こるさまざまな出来事、これはそもそも自分のミスであるとか、忘れとかからなるようなものは受けとめるとか以前の問題でありますが、自分が直接的に起こしたであろう事でないものに対して、受けとめる力というものは非常に求められている気がします。
例えば、現場でトラブルが起こった。
例えば、かわいがっていた部下が辞めると言ってきた。言われも無い誹謗中傷を聞いたりネットでみた。
身内が事故に遭い危篤、借金がどんどん膨らんできた、見積もりを誤り一現場で300万円の赤字を出した。
いろいろ想像は出来ますが、究極は、体調が悪いので病院に行ったら癌だと言われた、しかもステージがかなり進み転移もしていると告げられた。
こういうような事が起こったときに取り乱さない精神というものが私はほしいです。
なぜ「受けとめる」ということが少し分かってきたような気がしているかと言いますと、そのような時に「逃げられない」ということが明確に理解できてきたからだと思います。
現場で事故がおこっても泣こうが怒ろうが驚こうが、その責めは必ずきますし逃げられない。であれば最初っから真正面から受けとめないといけないのではないか。
その上で押したり引いたりいなしたり、まるで大相撲の横綱のような取り口ができないといけないのではないかと考えます。
余命3ヶ月と言われたら非常に恐ろしいでしょう。どれだけ怖いか想像を絶します。
しかし、そこで受けとめたくないと考えても結果はかわりませんし、むしろそのほうが苦しい死に方をするでしょう。
人並みに毎日いろんな事が起こります。
アクションをおこせば必ずそれにともなった波動が善くも悪くも起こるものだとここ数年で知りました。
何ものからも逃げられないし、逃げない。
向かっていって、受けとめて、その上でいろんな判断ををする。
言葉にしたら「覚悟」でしょうか、その境地を目指してやろうと思っています。
諦めない限り実現する。
よく子どもみたいとか理想を語るねと言われますが、自分の目の前に起こる全ての事象に対してしっかりと受けとめた生き方をし、諦めない限りイメージしていることは全てかなうのでないでしょうか。
夢が叶わないのは受けとめないからであり、目をつむったり逃げるから。
ある程度の年になるまでには「末期の癌ですよ」と言われたら「そうですか、でどんな様子です。」と動揺せずに聞ける胆力を身につけたいですし、少し前の大河ドラマの軍師官兵衛でもやっていましたが、本能寺の変で僅か味方は100人、明智方は20000人謀反に遭い、最後は焼け落ちる寺の中で人間五十年と敦盛を舞い「受けとめ」て自害する信長がかっこいいではありませんか。
そんなふうになれるよう日々積み重ねたいですね。
2014年08月08日
「受けとめる」ということ
posted by orangeknight at 13:23
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