感性というものは仕事をしていくうえで非常に大切なものだと思います。
感性というものは物事が起こったときにどのように本人が感じ、また受け止め、そして考え行動できるか、またその全体をさすのだと私は思う。
同じものを見ても人によってそこから数秒の間によぎる思考は異なります。
会社に入ってくる人を観察していると、伸びゆく人はまず全員が感性を訓練により磨いています。
私は感性というものは先天的な素質ではなく、小さいときから今日における日頃の考え方によって差のつくものだと考えています。
感性を磨くにはまず真似だと思います。
理屈云々考えず、また関係なく、ただひたすらに感性が良いなと思う人と同じような行動や思考や仕事の仕方をすることです。
分からないうちにあれこれ意味を考えても分かっている人の境地には永久にたどりつけません。なのでまず考えずに真似をする。
そうこうしているうちにそれが自分のものとなり、そういうことだったのかと理解できるようになると思います。
小さなことからそれは全てに表れます。
私は会社で広告の入ったチラシの箱や新しいコピー用紙を並べる時、新しいものを奥や下に入れるのは当然ですが、必ず印字されたシールや刻印は手前に向け全て向きも揃えます。
道を通っていてどこかのおうちが工事をしていると何の工事をしているのか?またどちらでしているんだろうとジローっとあれこれ観察します。
洗車は洗い流したあとの泡を流す水を少なくするため洗剤量は必要最低限、それよりも水流によりバケツの中で泡立てることに注力しますし、捨てる洗剤は極力無くしたいと思っています。
掲示物が歪んでいるのが嫌いですし、額などどうしても水平がとれない場合は絶対に向かって右側を上げています。右肩上がりです。
営業をしていてお客様にどうすれば好印象をお持ちいただけるかなどは、第一印象とその後の瞬間瞬間の感性が全てを左右しますから、常にその瞬間に正しい選択をできるよう自分でも訓練してきましたし、新人の頃は真似をしまくりました。全く同じ言葉を使ったり、同じ行動をするんです。
いろんなことに全て当てはまりますが、真似をするとそれが自分のものになるんです。これはもう絶対だと思います。
そして、真似をした瞬間「あっ今真似している!」と自分で最初は思いましたし、少し恥ずかしくも感じました。しかし最初は思うんですが知らないまに自分が開発したみたいに自分のものになっています。
そこではじめて感性が磨かれたとなるのではないでしょうか。
電話の受付の仕方、本当に僅かな間合いやニュアンスで言葉以上の印象の良し悪しがお客様にもたらされることは多々あります。
それに気付かない人は問題ですが、良いなと思ったらそれを完全に真似をする人が伸びますし、大切な人だと思います。
営業なんてその最たるもので、いくらでも真似しまくれば良いと思います。
真似は感性を育てるうえで最大の訓練であります。
とてもありがたいなと感じるのは、一緒に働いていて私の感性を理解してくれるようになった人間と同じく仕事をしているとき、短い指示にもかかわらず皆まで察知し進めていってくれるとき。
感性は今現在毎日毎日磨いていくものであり、訓練して力を上げていくものです。
それがお客様の満足につながることは当然ですし、良い会社へとなっていくのではないでしょうか。
私は男性でも女性でも髪型を変えたり、初めてのネクタイやカッターシャツを着てきたり、マニキュアやつけまつげの変化でも全て認識できます。
女子が前髪を5ミリくらい切ったら気付くのがまともな感性の持ち主ですし、それが同僚や部下のやる気や悩みのあるなしが分かるということにも繋がります。
朝から晩まで感性を鍛えまくったら景色が変わってくると思います。どんどん鍛えようと思います。
2014年08月03日
感性は鍛えるもの
posted by orangeknight at 17:33
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