昨日の夜は、オレンジナイトの顧問弁護士をしてもらっている木村先生を招き、勉強会をしました。
内容は「建築のリスク」です。
あらゆることを想定しておくということを法的な立場から教えてもらいました。
先生の言うリスクの数々、どれも心から頷けます。
昔の、そうですね、会社を始めた頃の私ではおそらく人ごととまではいかないまでも、そこまで自分ごととして受け入れられなかったかもわかりません。
ましてや顧問弁護士の必要性など感じてもいませんでした。
毎月顧問料を払い、ほとんど起きないそこまでの問題に備えるということに「もったいない」と感じる意識があったと思います。
しかし、今は違います。
この法治国家において、強い優秀なそして建築に明るい弁護士の先生が味方にいないと正直不安です。
余談ですが、消費者金融の過払い請求に励む大半のイマイチ弁護士の皆さんも、法に守られご飯を食べている。法治国家とはそういうものなのです。
私は今まで自身に直面してきたあらゆる事において自身で考えられる最大の想定をして臨んできました。
大きな問題になった時などはその瞬間のとっさの判断が命運を大きく分けます。
私くらいのレベルの人間でもここ数年の間に、いっぱつもらったら痛いなという問題はまま体験しています。
自慢ですがふりかかったトラブルは全て自分で対処し勝ってきました。
しかし、これからはそうはいかないと思います。
世の中上には上がいますし、賢い人はいくらでもいます。
備えておかないと一回のパンチの力が昔と比べて大きい問題に直面してきているのでいけないと感じます。
また、義理人情や理屈や常識だけでは裁判は勝てませんし、世の中、責任はすべからくお金であります。
そう考えていくとリスクには全員で備えないといけないという想いが非常に強くなりました。
でも思います。強く思います。
昨日も勉強会でも言いましたが、リスクを恐れてはいけないと。
リスクに挑まないとと。
リスクをオンすればするほどあらゆる事の想定が必要となります。
でも、人間が成長する大きな要素の一つにリスクに挑むという事があると私は考えています。
なぜリスクに挑むのかと社員のある者に聞かれましたがそう応えました。
夢とリスクは隣合わせ。
昨日の勉強会を活かし、みんなの意識が一層高まることを強烈に望みます。
またみんなの意識が高まらないといけないのです。
脚立に上がり、壁を塗装していたが脚立が倒れ職人が骨を折り、その脚立が下に停めていたお客様のクラウンのガラスを割った、というのが昔の意識。
今は、三階建ての戸建てを塗装工事させてもらっていたが、強風で足場が倒れ職人が一人死亡。その倒れた足場の下敷きになり通学中の小学生10人が死亡、5人が重軽傷。これが今求められるレベルの危機意識。
これが、マンションを一棟塗装中に足場が台風に煽られ崩壊、その足場がJRの線路内に入りちょうど来た新快速の先頭に直撃し電車が脱線、未曾有の事故、と言わばリスクは進化します。
こう考えるとわかりやすいと思います。
少し書きながらも怖くなりましたが、ビビらず、意識を高めて、リスクに挑み、備えていこうと思います。
2014年07月30日
建築のリスクの勉強会
posted by orangeknight at 10:55
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