それまでは何日間か上司や先輩と行動を共にし、会社の流れや仕事を覚えていってもらっていましたが、思いきって時間をとり、最初に基本をみっちりと勉強してもらおうというのがその趣旨であります。
入社した者全員が続くのもこれまた間違いですし、伸びていく会社にそんなことがあってはならないと確信していますが、せっかくのご縁で入社してきた新人に、私は仕事の本質が理解できるまではいてほしいと思っています。
その上で、会社や私の考え方と合わないなどの不満があれば去ればよいのです。
そうやって循環していけばきれいな血だけが流れますし、雪だるま式に良い人材のみが増えていくと思います。
本来そういう理由で辞めなければいけないのですが、そこまでいく前に「自分にこの仕事ができるのか」と不安を感じ、もったいないなと思うのに本人はわからず見切りをつけてしまう人がいます。
こういう人を導いてあげたい。みんな最初は不安でしたし、何も知りませんでしたよ、一緒ですよと良いスタートをきらせてあげたい。こういうふうに考えています。
だって私も前の会社で営業という仕事を始めさせていただいた時、もう不安で不安でいっぱいでしたから気持ちは痛いほどわかるんです。
自分にあった仕事などわかりませんし、自分に何がむいているかなどこれまたわかりません。
今回から新入社員研修に新しく加えた項目があります。
それは「親方と一日現場」というものです。
朝から夕方まで現場にいれば職人の一日の流れがわかりますし、実際工事をする大変さが分かります。
簡単に仕上ったようにみえるその表面は、実は職人の汗と技術から完成されたものというのが少しでも理解できれば、スキル以前の心が変わると思います。
親方のほうも一日一緒に行動をともにすればやはり気にはなるでしょうし、目をかけて今後教えてくれるんではと思います。
みんなでお互いのことを考えないと良い現場は創造されなく、お客様にそれを提供できません。
なので今回から一日修行に出ています。
私も午前中に現場をみてきました。
新入社員の津田と山枝は高下親方の現場で汗だくになり解体の手伝いをしていました。
一生懸命にしていました。
仕事への姿勢がとてもよいと私は感じました。
もう一人の柴田は先日棟上げしたうちの賃貸店舗で隅岡親方の補助をしていました。
それにしても柴田、一人で作業をしていますし、妙にインパクトの使い方が上手いので「なんでそんなに上手いんや?」と聞くと、前職がサイディングの職人だったらしく(たくさん面接させていただいているのと、経歴を重視しないので覚えてないんです)研修というより、工事の応援みたいでした。笑
他にも協力業者会の会長の長郷親方にも頼んでいるんですが(今日は雨天で工事が中止したため、一人が高下親方の元へ)、これらの親方連中は腕は当たり前なのですが、会社の方向性や私のことを理解してくれていますし、分かろうとしてくれています。
なので研修をお願いしました。
私もこの三人に怒られたこともありますし、言い合いになったこともあります、もちろんいろんな事を教えてもらいました。
いろいろありつつ、でもこうやってずっと一緒にいてくれるというのが結果だと思います。
私も変われましたし、親方連中も変わってくれたと感じます。
一日一緒にいて、親方たちからいろんなものをもらってきてほしいなと思います。